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有給の持論(感謝はすれど遠慮はするな)

夏季休暇のシーズンですね。
会社で夏季休暇がある人や、会社によっては家族に合わせて有給を取る人もいるのかな。日本は企業によって制度や期間にばらつきがありますよね。
私の会社は取得タイミングを選べるので、お盆期間も休みを取る人と働く人、ごちゃまぜです。とはいえ、家族の都合でこの時期に夏休みを取る人が多い印象。
私自身はずらして取る予定なので、お盆時期は通常運転です。そして毎年、休みとる人の発言にイラッとして口を出してしまう…今日はそんな話。

有給取得を悪者にするな

昔から有給は権利だと思っていて、その取得に「申し訳ありません。ご迷惑をおかけします。」という人が嫌いです。笑
フォローしてくれた人に感謝こそすれ、謝ることではない。
そして、何より、自分の働く環境で、休む=悪・マイナスという認識になることが許せない…!
1人が謝り始めるとみんな言うんですよ、「申し訳ありません…ご迷惑を…」って。その度にイラっとして「有給取得は謝ることではない」「堂々と取得して」とアナウンスしてしまう私。
常日頃言っているんですが、日本人の謝り癖なのか、メンバー内でもなかなか直らない。何気なく言っている人にはすぐにやめて欲しい。言霊!!

有給取得率が低い日本

旅行予約サイトのエクスペディアによると、世界11カ国・地域の有給休暇に関する調査で、2023年の日本の有休取得率は63%世界最下位
海外だと(国にもよるが)休暇を取るのが当たり前の社会で、権利は行使するもの=有給は使う、という考えがありますよね。
そこが日本と根本的に違うかなと。

https://www.expedia.co.jp/stories/vacation-deprivation2023/

私は新卒の会社で、有給を消滅させているブラックエンジニアの先輩が「有給取る暇ないわ~忙しいわ~家族との時間ないわ~」と(若干悦に入って)言っているのを見て、同期と絶対有給全消化をモットーに働いていました。
(でもそのために朝7時まで働いてそのままフラフラで有給、とかだったので、それがいいのかというと本末転倒感もある)
社会人経験を積んだ今、いくらモットーに掲げても、本当に有給を取れないような仕事やタイミングがある、ということは十分にわかっています。
でも社内の人間全員が、私達のような有給を絶対に使うぞ!という強い意思を持っていたら、みんな取れるはず、とも思うのです。

有給のハードル下げてみない?

有給取得が進まない理由として会社員の根底に
・毎日働くことが普通
・有給は何か用事があるときに使うもの
・自分だけ不在という状況に不安
という意識があるからかなと思います。
有給取得率が低いのに休み不足の感覚が少ないのは、社会人たるもの「仕事は誰にも迷惑をかけずにみんなで毎日勤勉に」と思っているからでは。

日本人は休みを欲しがらない

有給は全部使うもの、ではなく、何かあったときのお守りと思っている。わかります。特に育児や介護・持病がある方は、もしもに取っておきたいですよね。私も0歳保育のときにみるみる減る有給を見て顔を青ざめてました。
でも理想は、そんな意識なくなるべきで。
仕事をする上でお互い様、でフォローしあうことってよくあると思うんです。シフト制で交代するときや、チームで業務を分担する時など。その延長で休みを取る、も意識にいれた社会がいい。

ちなみに、有給を上司に却下される、有給取られると他の人の業務量がえげつない、誰もフォローしてくれない、フォローばかりさせられる、そういう意見をSNSとかで見るのですが、
休むことに文句をいう風土や、人員不足で回っていない会社は、相手に悪意を向けず、正直すぐ転職すべきです。(それを上回る、他社にはないメリットがない限り)
そうやって会社も自然淘汰されほしいなと思っています。

でもまずは、自分が堂々と休みを取る、人の有給を笑顔で肯定するところから、やってみませんか。

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