スクリーンショット_2019-07-27_14

中国ビジネスでありがちな失敗大公開!vol.2

まいど、センスや美意識は天性のものではなく、磨けるもんや!
と信じて止まず、最近女性に「趣味はなんですか?」と聞かれたことを想定して、
華道を習おうか真剣に悩んでいる大森です。

今日は「文房具の話」じゃないので、下にスクロールしてもAmazonリンクは貼ってないのでご安心ください。

新時代における“ものさし”の重要性

多様性というもんが、どんどん叫ばれてきてるこの社会で、いろんな価値観に気づかされる毎日。日本と中国を行ったり来たり、日本におっても中国人と接してる方が多い。

こういう時代で自分自身が楽しいと思えるワークライフスタイルを築けるかどうかって、自分の“ものさし”次第やなと思う、今日この頃。
“ものさし”って自分の価値観とか美意識かな、もっと簡単に言うと「譲れへんもん」とか「大事にしたいもん」

例えそれが少数派やったとしても、持ってへんより持ってた方がええ。一昔前やったら叩かれたり煙たがられたりしたかもしれんけど、今はそんなことない。

自分の確固たる価値観持ってたら、他人のそれを知ろうとする思うし、受け止めようとするし、認めようと努力できると思う。

自分の“ものさし”って自分だけのもんやと思うから。

自分の“ものさし”が思いのほか硬かったので折ってやった

学生時代に形成された私の“ものさし”は比較的硬かったのかな。
人生における「真理」とは?人間はなんのために生きるのか?なんてことばっかり考えて自分の価値観を磨いて。
ブレない自分ができた分、自己主張が激しく「自分はめっちゃ正しい」と尖ってた。

でも、中国に初めて訪れた2011年から色んな壁にぶつかるわけでして。
(言葉が乱暴ですが当時の自分は中国の方にこう言ってました)

「さっき言った事なんでまだやってへんねん」
「こんな簡単な事できひんのかよ」
「何勝手に仕様変えてんねん、確認してや」
「料理提供するスピード、客の食べるスピードに合わせなあかんやろ」

もう挙げたらキリがないくらい文句ばっかり言ってて。。。
その瞬間は自分の言ってることが正しいのわかってるから余計イライラする。
挙げ句の果てには、スタッフに対して声荒げたり、タクシーの運転手と喧嘩とか日常茶飯事。


「自分の言ってることが正しいのわかってる」

これが問題です。不毛な議論してたな思います。
仮に私の“ものさし”が10cmやったとすると、中国行ったらそれが5cmやったり、時には5mmになったり。

そもそものメモリがちゃうのに、それを指差して「10cmやんけ!」って言うてるようなもんです。
もちろん自分では理不尽なこと言うてるつもりありません。「こういう経験があって、こういう成果に繋がった=正しい」っていう自分なりの根拠はあったし。

「日本人の俺が言ってることの方が100%正しい」と本気で思う事もありました。
でも、自分が生活して仕事で成果あげなあかんのは中国であって日本じゃない。
日本で作ってきた硬い“ものさし”しかないんやったら、中国用に新しい“ものさし”を別途作るしかない。
いや、もういっそのこと、日本で作ってきたものさしの根っこの部分あたりで一回ポキっと折ってやろうと。

“ものさし”じゃなくて【メジャー】

そんな“自分のものさし”がない人もいると思います。
もともと持ってなかったり、器用やったりすると他人に合わせられたりするし、不毛な衝突いらんかもしれません。

私の場合は、もうカッチカチやったので一回折ってやること決めました。

「そっちはそうなん?嘘やろwいや、こっちではこうやねん!」
「理由はこうやから、結果こうなると思うねんな!ちょっとやってみよや」
「なんでやねん!!え、あ、ほんまに?」
「そんなことないやろぉ。。。あ、確かにそれあるかも!」

こうやってメモリの調整しながら自分の10cmを、相手の5cmに近づける。
いや、もうまっすぐの線しか引けへん“ものさし”いらん

かったいかったいやつ、授業中に前の友達に曲げてしならしたやつ「パチーン!」ってやって、声出すか出さへんかみたいな遊びしてた定規はいらんねん。

綺麗なグラフ線引こうと思って2Bの鉛筆で縦線いい感じに引けてたおもたら、
鉛筆の芯が擦れて、結局白いノートが汚れる結末になるあの定規いらんねん。

もう国籍関係ないグローバル戦場で、仲間見つけて戦う新時代でっせ。
コンテンツのジャンル飛び越えた、クロスボーダーなクリエイティブが求められる新時代でっせ。

硬い定規はもういらん。
でも、世界で戦うなら根っこの部分は硬くしといたほうがいいかもしれません。

自分の中でホンマに大事にせなあかんもの。
日本人だからこそ見える大切なもの。

心の根っこは硬い定規で、もう途中から柔軟にモノ測れる【メジャー(巻尺)】的なやつでええ。真っ直ぐにも伸びるし、時にはカーブにも寄り添える。なんやったら、結んだり、一周ぐるっと回せるような【メジャー(巻尺)】

自分の“ものさし”で他人を問うのではなく、
自分の
“ものさし”を問うてみる時やな

おおきに!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?