🎉CIリニューアルと変革したい未来へ🎉

伏見匡矩｜株式会社エイチ

2024年11月13日 07:36

つながりをなめらかにしていき、日本発の世界的なプラットフォームを構築したい株式会社エイチ CEOの伏見です。

この度、株式会社エイチはCI・コーポレートブランドをリニューアルしました。次のステージに進むために、考え方、企業文化のアップデートが必要と考えたからです。

そもそも、なんでリニューアルしたの？

そもそもの、更にそもそもの話になるのですが、2023年7月4日に、AIが世の中を次々と変えていく強い危機感から、株式会社エイチの存続を賭けた、私の人生を賭けたプレゼンを行いました。

ソフトバンクアカデミアという場で、孫正義社長に生成AIの流れが来た今、検索は変革する。ここであらゆるサービスをなめらかに繋げることで世界的なAIプラットフォームを構築することを提案し、優勝することができました。

そこからあらゆる流れを掴んで一気に会社を前進させていく決意をしました。

まず、最強の経営チームを組成することに着手し、生成AIを取り込んだサービスを展開し、資金調達を大きく行いながら、勝負を賭け、「社会の摩擦をなくしてあらゆるものをなめらかにつなげる世界的なプラットフォームを構築する」そう決めました。

なぜか天運が佑けてくれたのか、ストーリーが自然に繰り出されてつながっていくかのようにひとつひとつの思いは形になり、実現していきました。

一方で、外形が整っていく中で、中には大きな歪みが生まれました。
急激な変化が起こる際には、いつでも歪みを伴います。

その多くは、私自身の「今までの在り方を変える」ことを伴いました。

今にも爆発しそうな不発弾を抱える中で、ストレスを分散させながら、なんとか今の形を維持させることだけで精一杯という状態が続きました。

タックマンモデルでいう、StormingとNormingを何度も行き来しながら、今もまだカオスの渦中ではありますが、その過程で何度も試練を迎えながら、エイチという会社の本質が試されてきました。

この１年間で、事業も大きく変化していきましたし、内在するカルチャーも大きく変化していこうとしています。

これらの変化の波を、やっとのことで抜け出そうとする今、次に進むべきエイチ在り方はどうするのかについて、みんなが共通に話せる言語、価値観、すなわちブランドが必要になりました。

みんながひとつの方向に向かって進めるために、私も含めたすべてのエイチという会社の人格や自分たちのありたい姿をどう定義するのか。エイチを形成するヒト・プロダクト・カネ・ルールのあり方はどうあるべきなのか。

まずはその方向性を指し示すべく、今回のCIリニューアルプロジェクトが始まりました。

私たちはどうありたいのか

告白します。2020年1月に起こったコロナ禍を経て、一時的に9割以上の売上を失い、エイチという会社も、同身である私も身も心もボロボロになりかけていました。夢を見る戦いというよりは、生き残る戦いが続きました。

何とか今の延長線上に見える未来を描き、「目の前のことをなんとかする、生き残るためには何でもやる、出血（コスト）はできる限り抑える」そういう厳しい戦いを4年間継続した結果、大きな資金調達を終え、夢を見た戦いをしてもいいチケットを得た後も、その4年間で染みついた在り方から脱却を図るのは容易ではありませんでした。

外形だけが整っていく中、その中身（考え方）を、
「併せて変えないといけない」ことだけは確実でした。

だから、「現実としてのAs Is」や「どうみられたいか」を一切無視して、
「どうありたいのか」にだけ集中して、経営チームで真正面から向き合い対話をしていきました。

今回のリニューアルにおいて、大事にしたことは、
・エイチは新しい価値を社会に生み、社会を良くする変革と挑戦の会社であること
・正しいことを正しく行う「徳」のある会社であること
・お客様と従業員を最優先に考える会社であること
・あちこちやるのではなく、マーケットでNo.1になるように没頭すること
です。

ロゴに込めた思い

以前の創業10周年を迎えてに書きましたが、

創業の思いは、
「世界に60億人いるんだったら、60億色のTシャツを着て、個性豊かに自分らしくあってほしい。」というものでした。

エイチ(叡知)という会社名も、
「ひとりひとりの価値観や経験からうみだされる知を集合知=叡知として結集することで社会をあらゆる方面からよくしていく会社」にするという思いから社名をつけました。

つまり、私たちが持つDNAは、
「多様な価値観を単純化したり、何かひとつの価値観が正しいことを喧伝して世の中を単純化するのではなく、ひとりひとりの思いと向き合うことで、多様性から新たな価値を生み出し、社会を良くしていく」という信念です。

一方で、
多様な価値観が混ざる時には、確実に混乱を生みます。

前に挙げた、エイチが辿ってきたカオスなStormingの状態も、論理的に考えれば混ぜてはいけない多様な価値観を混ぜた結果に伴う副作用です。

それでも、ひとつの価値観を押し付けたり、上司のいうこと（上下関係）に諂ったり、自分の意見を封印するようなカルチャーにだけはしたくないと心の底で思っていて、

対等平等にひとりひとりの背景から生まれる価値観と意思を持つプロフェッショナルが同じベクトルに向かって、意見を交差させることで新たな価値を生むのが私たちの会社と考えています。

私たちは他社がやることと同じことを、オペレーションエクセレンスでより改善することでお金を稼ぐあり方のみでは満足せず、イノベーティブな価値を生みだすことに拘ります。その為には、多様性を活かすことがなによりも重要なのです。

ですから、株式会社エイチという人格が持つミッションは、「叡知を結集し、つながりをなめらかにすることで、よりよい社会を実現する」です。

人類は、価値観の違いから戦争を繰り広げてきましたし、価値観の違うシステムが特に国内では自社の業務フローに合わせるカスタマイズを繰り返したり、バーティカルなサービスが自分たちで一本化するのだというエゴを突き詰めた結果、本来ロジカルにはもっともなめらかであるべき姿からはかけ離れたり、変革のスピードを逸したり、データのつながりが担保されずに結局複数のシステムを運用することになったり、結果としてDXが進まない中で、高齢化も相まって我が国は国際競争力を落としてきたのではないかと考えています。

もう、そういう時代は終わらせましょう。

生成AIの時代の到来とともに、私たちは、これらのデータ構造などの骨格を無視してあらゆるデータがつながることができる未来を信じています。

そして、それらによって多くのシステムがなめらかに繋がり、社会に包括的な価値をより多くの人に提供できる未来が到来し、世界はもっと豊かでフェアになると信じています。

あくまで、リニューアルはスタート地点

最後に、CIのリニューアルは、
あくまで「どうありたいか」を純粋に示したものでしかありません。

「どうありたいか」以上に現実的に重要なことは、
現在進行形で「イマココでなにを実行しているか」でしかありません。

私含めて、すべての仲間が、
「エイチという会社はこうである」という意識の下、ひとりひとりの日々の行動を合わせることから、一貫した会社というカルチャー、プロダクト体験を作れるかにすべてはかかっています。

「叡知を結集し、つながりをなめらかにすることで、よりよい社会を実現する」集団として、日々のひとつひとつの動作を如何に変えられるか。

私たちは、これらのロゴに込めた思いに向き合って、
日々、実行者として変化と挑戦をしていき、よりよい社会を実現します。

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