人生の進路選択の過ちが後でわかる時がある。
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人生の選択は、時として後になって初めてその真価が明らかになります。作曲家であり大学教員である私が、中学時代の部活選びの失敗と、40年後に突如訪れた卓球との出会いを通じて気づいた、意外な自己発見の物語。音楽と運動の狭間で揺れ動いた少年時代と、今になって見出した新たな可能性。人生の不思議な巡り合わせを、皆さんと一緒に紐解いていきましょう。
中学時代の迷走:吹奏楽部からバスケ部へ
私の中学時代の部活選びは、今思えば完全な迷走でした。音楽が得意だった私は、当初吹奏楽部に入部しましたが、わずか3日で挫折してしまいます。鍵盤楽器には慣れていましたが、トロンボーンという吹奏楽器は私には合いませんでした。呼吸法や音の出し方に苦戦し、すぐに結果を求める性格との相性も悪かったのです。
そんな時、父親が別の中学校でバスケ部の顧問をしていたこともあり、運動が苦手だったにも関わらず、バスケ部に入部してしまいました。結果は惨憺たるものでした。過酷な練習に耐えられず、レギュラーにもなれず、マネージャーとして3年間を過ごすことになったのです。
40年後の予期せぬ発見:卓球との出会い
時は流れ、大学教員となった私は、ゼミ活動の一環として体育館で音の録音をすることになりました。そこで偶然、卓球を自らの身体で実践する機会を得ました。これが、私にとって衝撃的な体験となったんです。
卓球は、私にとって思いがけない適性があることがわかりました。ピンポン玉の跳ねる音を聞きながら相手の動きを予測し、自分のプレイを組み立てることができたのです。これは、音楽家としての感性が活きている証拠だったのかもしれません。
音楽と運動の融合:新たな可能性
卓球との出会いは、私に新たな気づきをもたらしました。音楽と運動が、思いがけない形で融合する可能性を見出したのです。卓球のラケットが放つ音、ボールが台に当たる音、これらの音を聴き分けることで、ゲームの流れを読み取ることができました。
この経験は、私に中学時代の部活選びを振り返らせました。もし当時、卓球部を選んでいたら、人生はどう変わっていたでしょうか。音楽への道を歩まず、卓球選手になっていたかもしれません。しかし、そうだとしても、音への感性は私の中で生き続けていたのではないでしょうか。
人生の不思議な巡り合わせ
この体験を通じて、人生の選択の難しさと、同時にその面白さを再認識しました。中学時代に誤った選択をしたと思っていましたが、40年後になって初めて、自分の本当の適性に気づくことができたのです。
これは、人生における「後でわかる自分の選択」の典型的な例と言えるでしょう。私たちは、選択した瞬間にはその結果を知ることはできません。しかし、時間が経ち、様々な経験を積むことで、過去の選択の意味が明らかになることがあるのです。
今回の卓球との出会いは、私に新たな可能性を示してくれました。音楽家としての感性が、思いがけない形で運動と結びつく。これは、私の人生における新たな章の始まりかもしれません。
皆さんも、過去の選択を後悔するのではなく、その経験が今の自分をどう形作っているかを考えてみてはいかがでしょうか。人生は予想外の展開の連続です。そして、その予想外の出来事こそが、私たちに新たな可能性を示してくれるのかもしれません。
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