アーケード

誰も

いない街の

アーケード

空に輝く星

ただ

君に

逢いたくて

いくら待っても

こんな時間じゃ


君はここに来ない

判っているんだ

そんな事

だけど

ジッとなんて

していられない





君に

逢いたくて

これは

君との

約束なんてない





ボクにとっては

賭けだった







遠くから

聞こえる

コツコツと

ヒールの音

徐々に音は

大きくなり

速くなる

そのテンポ





手を振る

その人影

見えないハズの

君の

笑顔が

ボクの

脳裏に浮かぶ





思わず

ボクは

駆け出した