自立とは その8
そんななか、以前から気になっていた検査を受け、そして、自分が発達障害グレーゾーンADHDタイプであることがわかりました。
安心しました。
様々なつじつまがあった気がしました。
以前から、外出時に自宅の鍵をかけても、すぐに忘れて不安になり、家に引き返したり、集中力が途切れがちになったりすることに気がついていました。
そして、両親やきょうだいなど家族全員に何某かの発達障害と思われる様子を感じていました。
ただ、自分は、正直にいって、「まとも」でいたかった。私だけ、「普通」でいたいと、よく思っていました。
なので、仕事も頑張り、とにかく会社員でいようとつとめました。
しかし、年齢を重ねるにつれて、気合と体力だけでは、そもそもの性質を隠すことは難しくなっていました。
そこで、思い切ってクリニックに行くことにしたわけです。
ADHDとわかり、ほっとしたのは、もう、根性に走らなくてもいい、自分らしく生きていけばいいと自分で自分に許可を出せたからです。