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サザンオールスターズを聴き続けてる。

何年かに一度訪れる、サザンオールスターズを延々と聴き続けるブームの真っ最中。

物心ついた時には、すでに大きくなりすぎていて、「バンド」という印象はあまりなかったのだけど、今見ると単純にバンドとして素晴らしい。
以下の動画を見ても、グルーヴについても、ものすごく緻密にそれぞれのメンバーが練り上げていることがわかる。

いとしのエリーって名曲すぎて、子供の頃はあまり意識してなかったけど、プロコル・ハルムの青い影をベースにレゲエバラードのエッセンスを混ぜ込んでアレンジしたんじゃないかと。サビのベースラインとか、ドラムのフィルを聞くと特にレゲエっぽい。

他にも、ものすごくレゲエとかラテンとかワールドミュージックをベースに作られた曲が多くて、しかもそれでおそらく日本一売れているわけで。今聴くと、子供の頃より解像度高く聞けて、その凄さが立体的に分かります。
メンバーにパーカッションがいるのも珍しい。

なおかつ、知れば知るほど、何となくメンバー同士がちょっと学生ノリっていうか、わちゃわちゃと色々試しながら作っている雰囲気もすごく好き。

真偽は定かでないけど、印税もメンバーできちんと等分しているという話を聞いたことがある。そういう金銭面でもイーブンな関係だとしたら、こんなに素晴らしい話はないんじゃないかと思っています。

こういう、奇跡みたいなバンド…もう出てこないんじゃないかな。

ひとつだけ不思議なのが、アルバム単位であんまり楽しめない。アートワークもあんまりピンとこない。

贅沢な願いだけど、一度でいいから、数百人規模のすごい小さな街のライブハウスやブルーノートとかで見てみたい。もんのすごい精度の演奏が見れるんじゃないかと思ってます。

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