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大人になってから派閥に気がつくこと。

「派閥」と聞くと「ずるいもの」と直感的に思う。そう刷り込まれたのはいつだっただろうか。気がついた時にはそう思っていたような気がする。

政治などで「派閥」なんてよく聞くけど、自分の生活には関係ないと思っていた。でも、どうやら僕らの身近にも派閥は根強くあると気がついたのは30代になってからだった。

早稲田閥・慶應閥というような、同じ大学を出ただけで形成されるような派閥は、ビジネスの世界でもとても強い。
同じ大学を出たというだけで形成される会社や年代を超えた、割と強い繋がり。なんとなく、社会のあちこちにいて、助け合えるという感じ。

先日、「そういう派閥があることに気がついた時、すごいびっくりしたよね〜」と、取引先の役員さんと話していて。その方は、自分の子供には、そういう派閥も意識した学校選びを促してあげたいとお話されていました。

僕自身が受験する際は、まるで意識せずに学校を選んだし、むしろそんなものに助けられるなんてカッコ悪いことなんじゃないかと思っていたけど、今となってはその役員さんの話もとても良く分かる。

思ったよりも派閥というのは、何かしらのセーフティネットみたいな印象もあるから、子供のこととなると「入れるなら入っておいたら?」と言いたくなる。何か大きな事業などを手掛ける際も割とそういう繋がりが役に立っているように思う。

でも、子供には子供の人生があるし、そういう学校に入れるだけの能力があるのか分からんので、何も言わないでおこうと考えています。
そもそも僕が入れてない時点で、言う資格はないし、僕自身も未だに「派閥」と言う言葉をポジティブには受け入れられていない。

学校だけではなく、リクルート離脱組なんかも派閥的なものだと思うし、なかなか「派閥」というのは興味深いものだなと、思ってはいます。

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泉水マサチェリー
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