CBBスクールミャンマー支部_立ち上げ秘話__1_

【無料お試し版】CBBスクールミャンマー校立ち上げ秘話

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ニェイ君との出会い

先日のイベントの反省オンラインミーティングをしていた。そのあと事務局で少し話を進めて終わったと思ったら、ミャンマー人スタッフから連絡がきた。

「CBBスクールはどうしますか?」

正確には彼(ニェイさん)はうちのフルタイムでもなんでもないが、プロボノ的な、実質CBBミャンマー代表だ。

過去CBBは、ぼくとカンボジア人スタッフそれぞれ計3回のミャンマー渡航をしている。そのカウンターパート的な存在が彼だ。今でこそTwitter上でお世話になっているミャンマー在住日本人の方はいるが、当初2018年3月、CBB的はじめてのミャンマー時には知り合いが誰もいなかった。

ネットの情報を頼りに宿を取り、サンチャウンも知らないから、ダウンタウンに陣取って「CBBスクールinミャンマー」を作るぞ。といきがっていた。実はニェイさんはお坊さんに紹介してもらった。ヤンゴンのダウンタウン中心にあるスーレーパゴダでお坊さんと意気投合し、そこから日本語を学んでいるというニェイ君を紹介してもらったのだ。

ここからFacebook経由や彼らの友達の友達経由で20名近くのミャンマーの方にお会いした。みな英語か日本語を勉強してる学生だった。みんなに出身を聞き、どんな地域かを聞いた。

でも外国人が入れない地域の出身者や、近くの大都市出身やなどなかなか支援先としてここというとこに辿り着けなかった。ニェイ君の実家はヤンゴンから6時間のパアンの郊外にあった。けど何より、ニェイ君とはフィーリングがあった。

なんていうか、適当なとこが似ていた。待ち合わせの時間になって「今日は行けません」と言ってきたり、カンボジア慣れしてるぼくにはある意味楽しかった。

過去3回の渡航、計2か月弱の渡航でCBBスクールinミャンマー開校にこじつけることができたのも、ニェイ君とぼくが似ていたからに過ぎない。本当はもっとリサーチしたり、先人の話を聞くべきだったのかもしれないけど、「とりあえずやってみよう」「やってみてから考えよう」的なニェイ君は素晴らしかった。

ただもちろん村行きは難航した。ぼくは「村へ行く」ということだけに1回目の渡航の9割を費やした。会える限りニェイ君と会い、彼の予定を確認し、バスの行き方、チケットの取り方などをひたすら何回も詰めた(これは僕がまだビルマ語が全くできないせいだ)。

3泊4日の村訪問

お父さんお母さんもすごく協力してくれた。お父さんと彼と一緒に高僧のとこへ挨拶に行き、開校の許可と、建物無償提供を取り付けた。

さらに彼の親戚を雇ったり、そこから更に無職の友達を探しに探した。ご両親を巻き込んで説得して雇ったりした。

CBBミャンマーチームの絆を深めるために、死にたくなるような限界を越えた山登りもした。本当に足がプルプルになり、もはやまともに歩けなかった。

この地域はぼくがある意味カンボジアで支援している地域に似ていた。都市自体は名前は知られている。けど村は街から離れている。名産品がない。首都から遠すぎず近すぎず。語学教育のニーズがある。

正直、ぼくのミャンマー理解は浅い。ここはまだ今後知っていく部分になるだろう。ミャンマーでも早く屋台飯を毎日食べれるようになりたい。まだ勝手が分からないのは、どこか社会から取り残されているようでさみしい。

カンボジア人スタッフ、ミャンマー渡航

カンボジアでうちは松下村塾を目指してやっている。将来国を担う人財を輩出するためだ。彼ら自身に国を作っていってもらいたい。

その支援の一環として「他国展開」がある。カンボジア人スタッフに、海外新規進出をしてもらうことで、経験を積み、カンボジアと他国の差を知り、カンボジアを客観的に見てほしいからだ。

既に一回行っている。そう、ミャンマー行き。

実は2回目まで予定がたっていた。ただお金がない。ミャンマー人スタッフにCBBのやり方を知ってほしい、と同時に、カンボジア人スタッフにより広し世界を見てもらいたい。

絶対この枠組みは再開してみせる。

CBBスクールミャンマー開校

ミャンマー校はCBB3度目の渡航、2019年1月に開校した。建物を決め、ヤンゴンで語学トレーニングをした先生を軸においた。

しかし1月末に資金繰りがどん底になった。

悩ましい。正直ミャンマー校は僕らが頻繁に出張に行く、もしくは住まないとまだ安定運営ができない。先生たちの語学力(英語・日本語)もまだ十分ではない。恐らく月1で出張に行き、更にインターン生もつれていき、先生のお給料もきちんと払えばどうにか再開できる。

CBBにお金がないという理由で、村でせっかく協力してくれた行政の方や、お寺の高僧、ニェイ君家族や、先生スタッフ家族にすごく申し訳ないことをしていると思う。

先人たちが築いてくれた日本人への信頼も、村のなかで揺らいでしまう気もする。すごくすごく申し訳と思うと同時に、是が非でも、CBBスクールinミャンマーを復活させたい。

寄付のお願い

正直に言います。うちはいまお金がなくて死にそうです。うちが潰れると、うちのスタッフ含め、多くの協力してくれた現地の人に申し訳が立たなくなります。どうにかして、現地の人の期待に応えられるような、そんな団体の体力をつけたいと思っています。

CBBのような小さな団体は、月1000円の個人寄付でも、すごく大きなインパクトがあります。お金はきちんと現地に還元させてもらいます。きちんと現地スタッフたちのお給料に使わさせていただきます。

寄付画面はこちら⇒ https://syncable.biz/campaign/364

どうか皆さん、CBBのどん底復活にお力をお貸しください。

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