【無料お試し版】NGOが潰れそう。守られた「危機感」というぬるま湯
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大口ドナーからの寄付が途絶えることになった。
うちのNGOでは、人件費や家賃が払えない危機的な状況。
それでも、このnoteマガジンのタイトルは「CBB復活劇」だ。
そう、うちは復活する(つもりだ)。
いつになるかは分からない。
そもそも今月の極限まで削った固定費。これは現地スタッフの理解とお情けで成立してるもの。
この削減した固定費を維持出来るのは、長くて3ヶ月といったとこだろう。
うちは最低限の収益を4月末までにあげなければいけない計算だ。
それが第1フェーズ。
ただもちろんぼくも生活費がないと食べていけない。
それの達成目標が6か月以内、2019年7月末といったところだろう。
それが第2フェーズ。
そして元と似た規模の支援活動に戻す第3フェーズ。
これは1年以内目標だ。
2020年1月末まで。
なんと、あっという間に2020年じゃないか。
今年は脳みそをシャープにしておかないと。
昨夜と今朝は #トークンハウス にて2月9日に行われるミートアップでのプレゼンを作っていた。
と言っても別に量が多いわけではない。
正確には「伝えないことを選ぶ」作業が大変だった。
伝えたいことは沢山ある。
これはNGO業界関係なく、どこの組織も個人もそうだろう。
ぼくは「広報」がとてつもなく下手だ。
なんというか逃げてきた。
NGOは「現場がすべて」だと思ってたし、今でも9割はそう思ってる。
でもバランスが必要だった。
うちはずっと危機感をもってやってきた。
カンボジアから営利非営利問わず、多くの日本人が撤退してるのを見てきた。
その「危機感」があったからこそ、多くのNGOが潰れていく中でうちは生き残ってる。
そう、思っていた。
でもこの「危機感をもってやってきた」という認識が、思い込みだったらどうだろう。
そう、これは僕の思い込みだったんじゃないかと今は思う。
うちの危機感というのは「守られた危機感」だったわけだ。
毎月決まった大口の寄付をもらっていたわけだから。
いま、うちは裸になった。
今度は「本物の危機感」を肌で感じている。
遅かれ早かれ、うちはこのフェーズを経なければいけなかったのだろう。
本物の危機感は組織を強くする。
組織の中の人を強くする。
このゲーム、たまらなく面白いかもしれない。
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