左翼的な過激団体と共産党に関係がある!と言われて怒る小池書記局長
数日前、面白い動画が流れてきました。
自身の発言を撤回しないという茂木氏、徹底対決の構えですね。
確かに関係ない、全く調べないというのも問題だと思い調べてみました。
左翼的な過激団体の歴史
左翼的な過激団体といえば普通は所謂新左翼を指すと思います。しかし新左翼と共産党は非常に仲が悪いはず。
一応說明しますと、新左翼とは共産党や社会党ではない共産主義者のことで、最盛期には5流22派を数え、様々なテロ行為や暴力沙汰を行った団体もありました。なぜ新左翼が生まれたかというと、51年に武力闘争路線をとっていた共産党が55年に平和方針に転換したからです。このとき武力闘争路線を担っていた急進的学生に深刻な動揺が起きたそうです。そこで共産党に背いて武力闘争路線を継続する人々があらわれました。それが新左翼の始まりです。この経緯から今でも新左翼と共産党は犬猿の仲です。
じゃあ全くの事実無根なの?
そうではないでしょう。まず共産党の方針転換で新左翼に転向した人は共産党の関係者といえます。
しかし、それだけで茂木幹事長の自信満々の態度にはならないでしょう。
そこで詳しい方にきいてみました。
そうすると面白いお話が。茂木幹事長が暗に指してるのはそもそも新左翼じゃなく民青(日本民主青年同盟)ではないか?と。
民青について
民青について一応說明しますと、日本共産党の下部団体の一つです。ただし 日本共産党はそうは認めずあくまで別個の団体ということになってるらしいです。
民青の規約によると
当時の民青について
当時の民青については詳しいツイートがありました。
かなり暴力を振るっていたようです。民青の暴力を調べると、その実働部隊は「あかつき行動隊」という名前でした。新左翼は各セクト毎にヘルメットのデザインが違うものですが、あかつき行動隊は黄色のヘルメットを被っていたそうです。
あかつき行動隊で新聞記事を検索すると3本ヒットしました。
民青実行部隊、あかつき行動隊の興廃
補足說明:ストしている学生、全闘連側は共産主義者で共産党員じゃない人々です。それと共産党が東大で争ってるわけですね。
このストのとき、あまりの騒乱、そして患者と病院を守る為に大学側が政府へ機動隊の投入をお願いしていたようです。そうなると東大に強い勢力をもっていた共産党にとっては非常な痛手です。ここで全共闘を排除しなければ!ということで実働部隊が結成されたようです。
そしてあかつき行動隊に最後の時がきます。
なるほど、小池書紀局長の言う通り厳しい対処ですな。
茂木幹事長と小池書記局長の話の意味とは
茂木幹事長の自信の内訳は多分あかつき行動隊の話なんでしょうね。
小池書記局長の話も別の意味なのがわかります。
「過激な団体と最も厳しく対処してきた政党ですよ。撤回してください。」とは直接手を汚さず、下部団体の民青配下に武装組織を置き、その武装組織で新左翼を排除して、危険になったら組織ごと切り捨てたということです。