雅輝
自分の本名ではない。
友達にこの名前を伝えると笑われる。
何故、雅輝なのか。
結論は単純だ。本名でやりたくない事情があったからだ。
2021年の1月、友達の誘いで「かわさき市美術展」に写真を出展した。
当時の自分は適応障害を患い、休職をしていた。
この美術展は入選すると入選作品の展示会が開かれるのだが、その会場がまさに休職をしている職場の近くだったのだ。
万が一入選した時のことを考えて、さらに万が一職場の人が展示会に来た時のことを考えてペンネームを作ったのだった。
完全に思いつきだった。
雅は自分の名前の一部、輝は兄の名前の一部でまさあきとよむ。字面がまさきなので90パーセント読み間違えられる。でも特段気にしない。むしろ親近感がある。なぜなら自分の本名の字面も読み間違えられる事が多いからだ。
そんなこんなで雅輝は誕生した。
作家の名前としてこの名前を使うくらいに
愛着が沸いている。
この名前が今も使われているということはすなわち、美術展で写真が入選したからである。
その話はまた今度で…