サブドミナントの明暗の解釈 - 続「三文小説 / King Gnu」-
Bメロの転調でトーナリティ(調性)が迷子になった「三文小説 / King Gnu」。他にコピーしようとして「んー…(分からん…)」となったのがAメロの2段目。
Aメロ Key=G(Em)
| Em・Bm7 | C・G/B | Am7・B | C ・D |
| Em・D6 | C・G/B | Am7・B | C・D ||
2段目1小節目のD6、1段目のBm7とは違うのはパッと聴いて分かったし、ベースがDなのも分かるけど、Dのトライアードではない。
この時点で、そこまで耳が良くない僕は、トライアードに何の音が乗る可能性があるのか?と考える。
D7 → ちゃうな。。。
Dmaj7 → ありへんやろ。。。
と、これくらいで行き詰まったのですが、どうにも響きが暗い。
で、更に考える。
(u_u).。oO(トニックでもドミナントでもないのは明らかやし、サブドミナントなんやけど…
で、色々試行錯誤しつつ思い付いたのが(<聴こえないので、考えるしかない)Bm / Dでした。コード・ネームとしては Bm / D ってアリなんかな?構成音からすると D6 の方がスマートな気がするけど。
6 って、僕にとってはどうも中途半端というか、キャラ付けがよく分からなくて馴染みが薄かったこともあるけど、「暗いサブドミナント」の新領域だったのですよ。何か、こう、一気に視野が広がった気がしました。
今まではサブドミナントの明暗に関しては
明るい 暗い
D ↔ Bm7 ↔ Bm
↑ というような解釈をしてました。
授業等では、Bm7 には D も Bm も含まれる:メジャーとマイナーが同居するので、マイナーとはいえそこまで暗くはない、みたいな説明をしてて、実際、制作の際はそういう解釈で使うコードを選んでいます、僕の場合。そこにD6を含ませることをして来なかった人生でしたが、これからは選択肢が増えそうです。
たかが D6 、されど D6 。
知ってる人からすれば「何を騒ぐ必要があんねん?」って感じかも?ですが、この曲のコードをコピー出来たことよりも、表現出来ることも幅が広がる?!っと思ったら、物凄くテンション上がりました!一つのコードが分かっただけやのに、ドン引きされるくらいのテンションやったはず。。。
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