潰瘍性大腸炎からの大腸全摘日記 ⑫:「入院中の備忘録メモ」

術後、2、3日続いた空耳みたいなのは一体何だったのか?隣の部屋から音楽が漏れて聴こえて来るような。


言ってることは人によって変わるので、惑わされない方が良い。

特によく聞く「歩いた方が良い」という見解に関しては、僕の場合は「今は無理しないで良い」という先生とそれ以外、という感じだったが、実際、しんどくなくなったら勝手に動きたくなるし、過度に無理しないで正解だったように思う。

中々状態が変わらない時期、その先生は「必ず良くなるから!心配しないで!」と言い切ってくれた。「そんなこと」かも知れないけど、そんな風に言い切ってくれる人は他にいなかった…いや、もう一人、「日にち薬ていうのがあるから」と言ってくれたナースの言葉も嬉しかった。

「頑張ってるよ」という言葉が物凄く嬉しい。全員が全員、そう言える人ばっかりじゃないのも分かるので、そう言って下さる方と出会えたことに感謝すべき、と感じる。


レントゲンとか検査等への移動も、しんどかったら無理せず車椅子で運んでもらうなり、病室でレントゲン撮ってもらうなりした方が良い。


意地悪なナースはいる

親切なナースもいる

…とはいえ、感情的になる患者がいるのも事実なので、仕方がないとも言える

一々優しく対応するのはキリがない=人間だから好き嫌いがあるのも仕方がない

感情は一切挟まずに対応する、というのがプロの仕事


同じことを何回も聞かれる

こんなに自分のフルネームを言ったのは生まれて初めて

ベッドにぶつかられるのが微妙にストレス
→気付いたら大して気にならなくなってたので、そう感じていた時は、余程しんどかった、ということか?

ナース、医師問わず、匂いは避けて欲しい。洗剤なのか、柔軟剤なのか。


痛みに関しては、3日後くらいには腹筋で起き上がれるくらいになってたので、想像してたほどではなかった。最初、鼻かもうとした時の激痛は凄かったが。

術後すぐのお見舞いは難しいと思った方が良いと思う。見舞われる側のストレスになる可能性がある。少なくとも僕は誰にも会いたくなかったし、困ることがあったとしても、お見舞いに行った人が助けられることは極めて少ない。


イビキにノイキャンは有効だけど、そんなことすら気にならないくらいに自分がしんどかったし、マシになる頃にはどうでも良くなってた。しんどくて寝られない時に「寝られてイイな」とは思ったけど。

少々コストが掛かっても、トイレ付きの部屋をお願いするのが良いと思う。歩くのもままならないうちから、おしっこの管抜かれるので、その度に室外のトイレに行ってたかと思うとゾッとする。


買い物やストマの装具を運ぶ時に重宝するので、エコバッグ、トートバッグの類はあった方が良い。


分からないことは聞くべし!

→ 紙オムツの穿き方、紙パットの付け方なんて、経験したことなかったら分かるわけないので、絶対に教えてもらった方が良い。基本、黙ってても丁寧に教えてくれるということはなかった。

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