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手荒れの対策

こんにちは。

標記の件につき、まず結論を書きます。
水仕事で手荒れがひどい人には、

・ニトリルグローブ
・メッシュインナーグローブ


の併用をオススメします。
ぼくはこれで、あかぎれが一切なくなりました。

深刻に悩んでいらっしゃる方は以下の文章など読んでる場合ではなく、すみやかにこのページを離れて購入なさることをオススメします。もう一度書きますが、ぼくはこの2つの製品を使い始めて以降、それまで悩まされていたあかぎれが一切なくなりました。

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さて、以下はここまでの経緯です。

コーヒーを仕事にしようと思ってトレーニングを始めたころから食器などを洗浄する機会が飛躍的に増えて、一気に手指が荒れるようになってしまいました。その後、開業して1年、2年と経過するにつれて手荒れのひどさは弥増しました。

当然ながら、営業中はもちろん、営業前の準備中の時間帯や営業終了後の清掃片付けの時間帯を含め、店にいる間はハンドクリームを一切塗りません(塗れません)から困りもの。ぼくの場合は手先がバックリ割れてしまうあかぎれタイプでしたので最終的には出血します。飲食店を営み、カウンターに立つ者としては文字通り致命傷ですから対策には頭を悩ませました。

最初は絆創膏で対応しましたがやはりお客様からの見た目が悪いです。絆創膏を貼った手に白い綿の手袋を装着したこともありましたがオペレーションに支障があってすぐに取りやめました。

つぎに、キズケアフィルムといわれる透明のフィルムを指先に貼って傷を保護するフィルムを使いました。かなり薄いフィルムなので慣れないうちは貼るのに苦労したものの、慣れて使うようになるとあかぎれ改善に効果を発揮しましたが、10枚入りで3,500円近くする製品ですからコスト的に厳しいものがありました。実用としても、透明ですから絆創膏よりはかなり目立たないのですが、お客様にコーヒーをサーブするにあたってはお客様の目につきます。十全の解決策ではありませんでした。

その後、新型コロナウイルスによるパンデミックが起こり、アルコール消毒スプレーなどに手指をさらす機会が飛躍的に増えてしまい、手荒れのひどさに拍車がかかりました。周期的に繰り返す出血と痛みを伴ったあかぎれ。これを理由としてこの商売をやめようかと・・・本気で決断したときの決意の固さを「10」と表現すれば、「3」くらいに至るほど深刻に考えたこともありましたので、最後の手段のような気持ちでニトリルグローブを買って思い切って装着したところ、ウソのようにすぐさま手荒れが治まりました。驚きましたし、うれしかったし、日々の辛さから解放された気持ちが忘れられないです。

ニトリルグローブの存在は以前から知っていたものの、ぼくは汗をかくとあせものような症状が出てしまうので敬遠していたのです。まったく無駄にデリケートな肌で困っていますが、背に腹はかえられないと思いニトリルグローブを使ってみたのでした。それは2022年の2月のこと。その時期はまだまだ乾燥していて気温も低く、ニトリルグローブだけでも汗をかきにくかったので順調に使用していましたが、しかし3月に入ると暖かい日が増えてきて手に汗をかくようになると、やはり痒くなってきました。

そんなおり、ニトリルグローブのさらに内側に装着できるメッシュのインナーグローブなる製品のことを知ってすぐに使い始めたところ、

これが、
すべての問題を
解消してくれました。


手の痒みはすぐに治まりました。その後、発汗しても痒くなりません。昨今の、気温が35℃を超える夏の酷暑の日でも長時間装着しなければ一切問題はなく、本当に、ありがたい思いです。

このメッシュインナーグローブですが、2022年3月に一度買ったきり、あとは洗濯しながら繰り返し使用しています(洗濯ネット使用)。意外やすごく耐久性に優れていますからコスト面からもオススメです。購入した当初は消耗品だろうなあと考えていたのですが、どっこいうれしい誤算でした。1日1回、交換しています。

ニトリルグローブも1日1回の交換です。ニトリルグローブを装着した状態の手を素手と考えて、客席フロア側に出て行って作業するなどしたらその都度その都度ニトリルグローブを装着したまま殺菌消毒石鹸で手洗いをしています。湿ったダスターを持つにも素手では手指にダメージがありますし、その点も含めて手荒れを一切気にせずこまめにバンバン手洗い励行できていますから手洗いを伴う業務のストレスもなくなりました。ニトリルグローブ自体も、シワの多い素手よりも汚れや目に見えない菌やウイルスが流水によっていっそサラリと流れ落ちるはずですから、素手のごとくこまめに手洗いを行なえば清潔だと思っています。

実務的な運用法として、ニトリルにも、メッシュにも、手首のあたりにマジックで印をつけています。1日のうちに何度もグローブを脱着しますので、バラバラにしても印があれば右手と左手、表と裏がすぐに判別できます。ぼくは決まって手首の内側に印をつけています。

当店は食洗機やキッチンドライヤーを入れていませんので、店内用の食器類はすべて手洗いしています。洗浄時には炊事用のグローブを装着しますが、濡れた食器を拭きあげるときも素手で行なっていると手指にかなりダメージを負いますから、このときにもニトリル&メッシュグローブを装着したことで手荒れの問題がなくなりました。ぼくしか働く人間がいない当店ではぼくがすべての業務を行なっていますので、1時間や2時間、お客様が引もきらずお越しくださって、そしてドリンク作成と食器等の洗浄&拭きあげを繰り返していると終わったころには早くも手指がボロボロです。この二つのグローブは本当に重宝しています。

なお、コーヒーなどドリンク作成をするときには原則的にグローブを外して素手でオペレーションを行なっています。ぼくはお客様にコーヒーをサーブするときは素手がいいなと思っていますのでそうしていますが、ここはお店のポリシーでいいのかなと思います。素手でもグローブでも、大切なことはその手を清潔な状態にしておくことですから。

ちなみに、この両グローブ装着は自宅でも行なっていて、洗い物の拭きあげと、洗い終わったばかりの湿った洗濯物を干すときに重宝しています。

手荒れ対策としては安価に実行できますので、お悩みの方はぜひお試しになってみてください。オススメです!

(了)

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