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証券営業の仕事


私の本業は証券営業である。 個人・法人のお客様を対象に、株式・投資信託・債券での運用を提案する。 その提案に同意していただき、売買が成立した場合、手数料をいただき、それがメインの収入となる。

このnote記事を読む方は、インターネットでの証券取引を普通に行う方が多いと思う。
しかし、世の中には金融の知識が乏しかったり、ネットでの取引が苦手な方が、まだまだいる。
また、忙しい現役世代でも、我々証券マンのアドバイスを受けながら運用したいというニーズもあるのは確かである。
いい提案が出来て、顧客にも喜んでいただけることも多くある。
これは、喜ばしいことだし、常にそうあるべきだと思う。
だから、私の本業も成立している。

高校の授業で、金融についての知識を教えることも始まるようである。
金融リテラシーも、徐々に高まることだろう。
ただ、まだ2022年現在でも、日本の金融資産のうち預貯金が54.2%で、株式等が9.6%、投資信託が3.4%と、預貯金大にきく偏っている。

証券営業の大変ことがあるのは、人件費・家賃等の経費がかかっている以上、ある一定以上の手数料収入を稼がなければならないことである。
その為には、電話・メール・DMなどを使って営業し、手数料収入を得られるような提案を行う。
自分が、どんなにいいと思っていても、お客様の共感が得られないと約定に(証券取引の成立)に繋がらず、商売にならない。
会社として営業している以上、収益を上げることを目指す。
ブラックな現場も多いし、私も様々な経験をしてきた。

今のように、FRBが利上げに動いていてマーケットが下落基調である時は、多くの顧客が様子見になりがちだし、含み損や実現損のある方々もやはり積極的に動くことに慎重になる。
かといって、強引な営業をしようと思ってもコンプライアンスが厳しい現在、そんな無茶なことも出来ない。(してはいけないし。)
その為、収益も上がりにくくなる。

私は、そんな証券営業から離れて、違う道で独立起業を目指しているが、これまで30年以上あらゆる顧客と接してきた経験も活かしていきたいと考えている。
現場にいたからこそ、分かることはある。その経験を更にアップデートして、情報提供や自らの運用に活かしていきたいと思う。

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