30.鹿児島の神社3(稲荷神社)
神社好きな皆様、こんにちは。
鹿児島の神社第3弾は、
鹿児島最古と言われる稲荷神社です。
結局、ここも島津家ゆかりの神社なんですけど…。
旧社格は、郷社
御祭神は、
稲倉魂之命(いなくらたまのみこと)
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
宮毘姫之命(みやびひめのみこと)
八幡大神(はちまんおおかみ)
です。
島津家初代の島津忠久公の母である丹後の局が暴風雨の中産気づかれた際、
稲荷神社の使いであるキツネが、
灯りをともして出産を助けたという伝説があるらしいです。
丹後の局が祀られている花尾神社については、
また機会を見つけて書く予定です。
大阪の住吉大社には、
島津忠久が生まれたとされる誕生石があります。
1度参拝した際に写真を撮ったはずですが、見つかりません…。
創建は1221年と言われ、鹿児島では最古の稲荷神社とされています。
代々島津家は氏神として篤く信仰し、
また、地元市来郷の郷社として広く崇敬されました。
この神社を3回目にした理由は、
母親が旧市来町(現いちき串木野市)の出身だからです。
当然、先祖の墓は市来にあります。
先祖がこの神社に参拝していたのだろうかと思うと、
とても感慨深いものがあります。
ただ、自分に関して言えば、
稲荷神社に参拝したのは、去年が初めてです。
神社の存在すら知りませんでした。
もしかしたら、あちこち連れて行ってくれた祖父とともに参拝してるかも。
覚えてませんけど…。
この神社の存在を知った理由は、
この神社が知り合いの間では話題なのです。
毎月、デザインを替えた御朱印を作成しているため、
御朱印をいただくために毎月通っているようです。
これぞ、企業努力!ん?神社努力?
この御朱印はスタンダードなものです。
毎月変わるものをいただくと、
コレクター魂に間違いなく火がつくため、
そちらからは勇気ある?撤退をしました(笑)
鹿児島市から高速使っても一時間弱かかる土地にある神社が、
存続していくには、やはり話題性って重要ですよね。
御朱印をいただくことのできる日が限られているため、
御朱印のために並んだ日はすごい人でした。
1度しか並んだことはないですけど…。
そして、近隣の神社の存続のため、
指定された神社に参拝し、置いてある判子を押してくると、
その神社の御朱印をいただくことができる活動をされています。
御朱印代500円のうち300円が神社に寄付されるとのことなので、
ぜひ協力したいと思い、去年のゴールデンウィークに参拝しました。
最近は、東市来の五社といちき串木野市の五社、
合わせて十社の御朱印をまとめていただくことができるようです。
以前は六社でした。
時間ができたら行かなきゃ…。
地方の神社をとりまく環境は厳しいものがあると思います。
神社が存在できるのは普通ではないのですよね。
神社を参拝する人がいないと、
いつの間にか神社はなくなってしまう可能性があります。
何かの番組で、なぜ神社に行くのか問われたある芸能人が、
神社を存続させるため
と答えていました。
その通りだと思います。
神社がなくならないように、
いろいろな神社をこれからも参拝していきたいと思います。
そして、鹿児島を訪れた方にいろいろな神社を参拝していただけるよう、
紹介する記事を書いていきたいと思います。