【書評】消したくても消せない嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法
「他人に嫉妬しちゃう、劣等感をもってしまう、あるいは他人から嫉妬される」ことの理由を知り、対処するための本。
<嫉妬とは>
嫉妬は動物的な発作であり、全ての人がその発作を起こすということをまず認識。嫉妬を起こすと自分で制御できなくなり相手を破壊しようとする衝動となる。
人は嫉妬をしている時、「自分の方が上」と思っている。相手のことを上だと思っていたら嫉妬は起きない。
ここでおもしろいと思ったことは、謙虚さや弱みを出すと嫉妬の対象になってしまうということ。謙虚でいた方が嫉妬の対象にならないと思っていたがそうではないらしい。なぜなら、謙虚になることで、相手は自分の方が上だと思ってしまうからである。
有名人を例にあげると、イチローには誰も嫉妬しないが、それは彼が弱みを見せず堂々としているからである。
<嫉妬を抑える方法>
*自分も嫉妬の発作を起こしているかもと認めることから始まる。そして嫉妬の発作が起きていると思ったら何もせず、ただ客観視するだけでよい。
*嫉妬に関しては誰にも相談しないこと。
*10年後の自分になって考えてみること。
<相手側の嫉妬に対処する方法>
*それが向けられている時、心の中で「嫉妬なんかするな」というこちらの怒りで打ち消す。
*パワハラもセクハラも、「あ、この人嫉妬してるんだ」と正確に嫉妬の発作を捉えるとよい。
<嫉妬から解放されてカリスマになるために>
他人のことを気にせず、自分の好きなことをする。
人目を気にすることなく、それができるようになればよい。
カリスマが悪口を言わないのは人目を気にしているからではなく、他人に興味がないから、また自分は好きなことをやっているからである。
<終わりに>
心が軽くなる本でした。
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