【50歳の転職】アラフィフ転職・番外編⑤★弱者の戦略！オンリーワン転職のすすめ★
転職エージェントを登録してみた話
転職について考える時に、転職方法としてよくTVなどでも紹介されているのが「転職エージェントを活用する」というものです。
実は私も過去に自分の履歴書を登録をして転職エージェントさんと話をしたことがあります。
その頃（40代半ば）はまだ前職で自分のキャリアを高めていた時期でもあり「すぐ転職したい」ではなく、現時点の自分の市場価値を知りたい、というのが目的でした。
（今の仕事での目標を達成した後に次のキャリアをどうしようか考えていた時期）
しかも転職エージェントは巷に出回らない素晴らしい転職情報を持っているというではないですか！当時の私は履歴書上でも食品小売業で活躍をしてきたということもあり、もしかしたら自分も知らない”素晴らしい転職先”を転職のプロが紹介してくれるのではないか、という下心もありました。
～そしてエージェントと電話で直接話をする日～
会社が終わり、わくわくしながら連絡を待っているとエージェントさんから電話が入りました。
細かなやりとりは忘れてしまいましたが、言われたことをまとめると・・・
「転職しない方が良いですよ。今の給与を転職してもらうことは不可能です」
というものでした。
その理由としては、現在の会社で積み上げたキャリアを横スライドすることは基本できない、転職すると確実に収入が落ちるので転職しない方が良いというもの。
期待した巷には出回らない転職情報についても、地方都市の食品小売業で魅力的な転職募集は出ていないし、出ている募集の給与は今より確実に低いという事実でした。
"That's ALL（以上～！試合終了）"
20分くらいの電話面接を終え電話を切ると、未来への希望がガラガラと音をたてて崩れたような気持ちになりました。正直な話、周りに転職している人が居ない理由とも合致しましたし、それが日本のサラリーマンの現実なのだとも思えました。
子どもも大きくなり学費が掛かる、家のローンもある、老後の資金も・・となると、収入減ありきの転職はリスクが大きすぎる様に思えました。
その時は一度転職を忘れ、目の前にある仕事に全力投球することにしたのでした。
そして5年後に人生の転機が訪れる
それから5年が過ぎ人生の転機が訪れました。
ある日、ネットでふと目にした地元スーパーのニュース。
私が住んでいる市に本社がある一番大きいスーパーマーケット（300億規模）で本社が新しくなるというものでした。
子供の頃から行っていたローカルスーパーなので良く知っている会社ではあったのですが、私の中で直感が走りました。それは、社会人最後の10年は地元で働くことができるのではないかというものでした。（当時は車で1時間半から2時間かけて居住市から県庁所在市の会社まで通っていました）
次のキャリアについてはあの日、転職エージェントとの話が終わった日からストップしていたのですが、それがまた動き出した瞬間でもありました。
5年も経つと自分の状況もかなり変わっており、キャリアについては終点が見え、役職定年を見据えた時期となっていましたし、生活コストの面でも子供が家を出るなど、ある程度教育資金については計算ができるようになったことや、住宅ローンも繰り上げ返済が進み終わりが見えてきたことなど、ある程度の給与減であれば受け入れられる環境に変わっていましたし、アラフィフ夫婦にとっては、子育てが終わった後の人生が豊かな方に方向転換する方がよいという価値観にもシフトしていました。
”オンリーワン戦略”が私の転職の成功パターン
よくよく思い返してみると、私の人生はエージェントなど外部の人に導かれるのではなく、自分で”ここに行きたい”と心に決めた学校や会社を1つ決めて、徹底的に研究して入る「オンリーワン戦略」で成功してきました。
まず大学の時は絶対に行きたい志望大学があり、浪人はしましたが、その大学の過去問を徹底的に解いて傾向を掴むなど、完全にその大学に合わせた勉強を行い、先生などには絶対無理だと言われていた合格を勝ち取ることができました。
その後の転職においても行きたい企業を自分で決め、店舗に何度も足を運び、自分ができる提案などのアピール資料を作り込み、応募が無いのに人事に連絡を入れ面接を志願し入社しました。
今回もその地元スーパーには正社員の募集はありませんでしたが、人事部に直接電話をして、履歴書などの資料を送り、面接をしていただき入社することが出来ました
他の企業は一切受けていません、もし落ちたら、その事実は誰にも言わず今の会社で定年まで働くつもりでした。
前回の転職は30代前半でイケイケでしたが、今回はピークを迎えたアラフィフと条件は大きく変わりましたが、運命に導かれるように転職がトントン拍子にすすんだ感じです。
オンリーワン転職 まとめ
逆説的に考えると、何せ募集がそもそも無かったのですから、今の会社には転職エージェント経由では辿りつけなかったという現実があります。
よくよく考えると”同じ業界かつ地元企業”であれば、転職エージェントより私の方がプロ。会社の状況やこれからの展開についても私の予測の方が当たっているはずです。
同じ業界での転職であれば、自分で転職先を決め、徹底的にリサーチを行い面接まで漕ぎつけれれば可能性が出てきます。その企業が何を求めているのか、自分が足りていない何を実践することができるのか、そのレベルで勝負できるからです。
宜しければ、ぜひ実践してみてください！