ラジオ英会話を継続して2年が経ちました
こんにちは、まさです。
今回は毎日の日課としている「ラジオ英会話」について記事を書いてみたいと思います。
「えっ、この時代にラジオですか?」
と思われる方も多いと思います。確かに今の時代、英語に関する優秀なアプリがたくさんあるので、もっとデジタルに学習出来るんじゃないの?と思われるのは当然だと思います。
例えば「duolingo」というアプリはとてもよく出来ています。和訳や英訳や聞き取りの問題がテンポよく主題されて、答えているだけでなぜか英語力が向上した気になります。
一方で「ラジオ英会話」もスマホの登場によって場所を選ばずにどこでも簡単に聞くことが出来る様になりました。ラジカセ(若い人知ってます?)がなくても、NHKのスマホアプリ(らじる★らじお)を使えばいいです。
そして「ラジオ英会話」の良いところは、15分という短い時間で1つのまとまったスキットで英会話のテイストを吸収できる点だと思います。スマホアプリは1問1答のやり取りが多いですが、ラジオ英会話は大体3〜4往復程度の会話のやり取りを1つのスキットにしているので、会話全体の流れをまとめて学習することが出来ます。また、学校英語はやって来たけどヒアリングが苦手だという人にも丁度よい長さだなぁと思います。
このように現代でもまだまだ「ラジオ英会話を使えるよ!」っていう点について、他にもいくつもありますのでいくつかピックアップして書いていきたいと思います。
「ラジオ英会話」は生活のペースメーカーになります
ラジオ英会話は月曜日〜金曜日の5日間でひとつのまとまりとなっています。そして、放送のタイミングは以下の通りです。
<「ラジオ英会話」の放送タイミング(ラジオ第2放送)>
月曜〜金曜:
(初回放送)午前6:45〜7:00
(再放送) 午後0:25〜0:45、午後9:45〜10:00
日曜:
(月〜金の再放送)午後4:30〜5:45
この放送タイミングがとても秀逸です。
早起きの習慣を掴みたい人は、例えば朝6:00に起きて洗面を済ませて簡単な朝食を済ませると、6:45という時間は丁度良い感じです。もちろん朝食を取りながらラジオ英会話を聞くという荒技もOKです。早起きの理由としてラジオ英会話を組み入れることで、生活のペースメーカーになりますね。
そして再放送のお昼の時間も正午から少し遅らせた0:25という時間なので、昼食をとってから「ラジオ英会話」を聞くことも可能です。実は私はこのパターンでして、テレワーク生活になってから、このお昼の時間帯に勉強する行為と生活の親和性が高くなりました。事務所だと周りが気になってしまい、声を出しての発音はしづらいですからね。
更に日中帯は忙しいから夜勉強したいという方向けには、午後9:45からの時間帯の放送も用意されています。このタイムテーブルを考えた方は天才ですかね。いや、褒め過ぎか。。
ちなみにNHKのアプリ「NHKゴガク」を使うと前週分の放送が丸ごと聞けますし、他にもラジリンガルというソフトを使ってmp3形式でラジオ英会話の放送をダウンロード出来るようですが、こちらは非公式だと思うので個々で検索して調べてください。
「時間に縛られたくない!」という方はこうしたアプリを活用するのも良いですが、個人的には「ラジオ英会話」を習慣化するためには、有無も言わずに聴く時間を決めてしまった方が良いです。アプリはあくまで復習用として活用するのがいいかなと思います。
講師の大西泰斗さんの雰囲気が本当に最高!
現在の「ラジオ英会話」の講師は大西泰斗さん(以降、先生と呼びます)という方ですが、実は私と大西先生さんとの出会いは20年以上前に会社に就職して数年くらいのときに大西さんの書籍を購入したのがきっかけです。
その書籍はネイティブスピーカーがどういうイメージを持って英語を話しているのかという事を説明しているもので、特に前置詞に関してネイティブがどのようなイメージを持っているかについての解説は当時衝撃を受けた記憶があります。
例えばonという前置詞は「〜上に」と日本人は習いますが、何かの上に物が乗っているだけでなく、派生して「何かに触れていること(接触)」もonを使いますし、何かが乗っていることで「支える」意味でonも使われますし、触れていることで圧力が生じる場合もonを使います。
【接触のon】
There is a calender hanging on the wall.
カレンダーが壁に掛かっている。
There is a mosquito on the ceiling.
蚊が天井に止まっている。
※上に乗っているだけでなく横や下でも触れていればonを使います
【支えるのon】
You can always count on me.
いつでも僕を当てにしてていいよZ。
※触れるイメージから発展して支えるイメージ
【圧力のon】
He can a lot of things on his mind.
彼はたくさん気にかかっていることがある。
※心にたくさんの物事がのしかかっているイメージ
英文と和訳は、「NHKテキスト ラジオ英会話」より引用
「〜の上」という1つのイメージだけでなく、触れている、支えている、圧力を受けているという意味の広がりをネイティブの人はイメージして英語を使っているんだってことを大西先生の説明で理解する事が出来ました。これまでこうした訳は辞書から丸暗記をしていた私にとっては、まさに目から鱗のような説明でしたね。
それから20年後の今も「ラジオ英会話」を通じて大西先生の解説を聞いていますが、解説が素晴らしいのは勿論の事、それ以上に大西先生自身の人柄や雰囲気もとてもいいなぁと感じています。長年パートナーとして一緒に仕事をしておられるポール・クリス・マクベイさんや番組パートナーの秋乃ろーざさんとは時に漫才の様に掛け合いになることもあり、聞いていて飽きません。こうした聴く人をリラックスさせるやり取りも、「ラジオ英会話」が根強い人気の理由の1つだと思います。
2年間聴き続けて英語力は向上したのか
そして、一番気になるのは2年間聴き続けて私自身に変化はあったかという点だと思いますが、結論としては残念ながら「英語力が向上した実感はない」です。コロナ禍という状況もあり、TOIECなどのヒアリングの力を確認する場がないという事もあるんですが、やはり毎日15分聞いているだけでは効果は少ないと思います。
ただ語学は続けることが大事ですし、聴く事自体が全く苦ではないので、これからも続けようと思っています。また、継続出来ているものを持てていることはたとえ自己満足と言われようとも自分の自信には繋がりますので、その点もモチベーションとして行こうと思います。
一方で「ラジオ英会話」はインプットベースなので、アウトプットする必要性を感じています。例えば、予算と相談しながらオンライン英会話を検討しようと考えています。またこちらは、進展したら記事にしてみたいと思います。以上、「ラジオ英会話を継続して2年が経ちました」でした。
今日も長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。週2回以上を目標に様々なテーマでエッセイや体験談を書いていますので、またご訪問ください。
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