#9 トライアスロン完走の全て!そして見えた【ゴールの世界】
ども!まっさんです!
ボクは2022年3月に12年間続けた公務員(教員)を退職して、現在はプロのフォトグラファー・ライフコーチとして活動しております。
(ご依頼はInstagramのDMにて♪)
https://www.instagram.com/masa.wls/
また、NO NAME ACADEMYという新しい学校を創っています。
10/23に開催されたトライアスロン大会in加須で趣味のゴールに掲げていた『トライアスロン完走』を達成しました!応援してくださった皆さん、ありがとうございました!!
今回はそのトライアスロン中にボクが考えていたことや、ゴール達成した時に感じたことを書いていきます。
ゴール設定について知りたい方、トライアスロンについて興味がある方に少しでも有益な情報になれればと思います!!
◆大会前のリハーサル
「本番前に、本番と同じリズムで過ごす」
これがボクの鉄の掟。
中学生の時、サッカーの大切な試合があったんです。その大会にかけるボクの思いはこれまで以上に大きく、朝起きた時からエンジン全開でした。
そのため、試合中にバテてないようにといつも以上に朝ごはんを食べて、試合会場へ向かったんです。
しかし、あまりにたくさん朝ごはんを食べたもんだから、電車の中で腹痛を起こし、そのままUターン。試合会場にたどり着くことなく、家まで戻って悔し涙を流した過去があります。
それからというもの、ボクは大切な試験や大会がある時は、その当日と同じ時間帯、同じ食べ物など、同じルーティンを当日までに行うことを大切にしています。
もちろん今回も、トライアスロン4日前にリハーサルをしました。大会までに追い込みすぎて体を痛めてしまうといけないため、BIKEと RUNは本番の80%程度の距離にとどめておきました。
ただ、今回はその鉄の掟に背き、本番と違う行動をしてしまっていました。ぼくは、GoProを手にしていたのです。
何を隠そう、ボクはYouTubeをやってみることにこの前決めたんですね。
そこで、注文していたGoPro hero11がリハーサル前日に届いたんです。
もうボクは嬉しくて嬉しくて!
嬉しすぎてGoProを頭につけて走っちゃったんです。
ボクの鉄の掟は、GoProによって打ち砕かれてしまいました。
リハーサル後、とにかく首が痛むんです。
間違いなくGoProを長時間つけて走っていたことが原因。若干の負傷を負いながらも、三重県から埼玉県まで移動し、本番を迎えましたとさ。
◆第一の難関!リタイア者続出のSWIM1.5km
さぁ、ボクが1番課題を感じている種目、それがSWIMなんです。
トライアスロンのSWIMと言ったらヘッドアップクロール。
しかし、残念ながらボクはクロールで1.5kmなんて泳げやしない。50mですら最後は溺れかけながらなんとか泳ぎ切る程度なんです。だからこそ、初めからクロールではなく、ボクの伝家の宝刀『平泳ぎ』で1.5kmを泳ぎ切ることを心に決めていました。
しかし、事件は起こってしまいました。
SWIMのスタートの前に試泳といって、ほんのちょっとだけ水慣れする時間があるんです。50m程度進んでブイを周って帰ってくるだけなんですが、何を血迷ったのか、『クロール』で泳いでしまったんです!
完全に周りの雰囲気に飲まれてしまっていました。
案の定、呼吸が追いつかず、試泳で溺れそうになりました。
試泳でいつものペースを取り戻したボクは、本番中に他の選手にどんなに追い抜かれようと、全く気にしませんでした。
なんなら、いつものジムのプールの練習では、ウォーキングしているおじいちゃんおばあちゃんに当たらないように気にしながら泳いでいたから、自分のペースで泳げました。
SWIMは500mの湖のコースを3周です。
競技中、ライフセーバーの方に救助される方や、自らリタイアする方もいて、トライアスロンの厳しさを感じました。
ただ、1周、2周と周るうちに、いろいろな思いが込み上がってきました。「もうちょっとで、あれだけ心配していたSWIMが終わってしまう」と完走することが少し寂しくなってきたり、『これがゴールなのか?』とゴールそのものについての問いが生まれてきたのです。
◆ケツ痛との闘い!持久戦のBIKE 40km
スイムが終わってトランジションエリアという場所でウェットスーツから自転車用のウェアに着替え用としたとき、とんでもないことが起こったんです。なんと、ボクが着替えようとしていたウェアと同じウェア人が何人もいるではあーりませんか!!
ここでも周りの人の影響を受けやすいボクは、その服を着るのが急に恥ずかしくなって、いつも着ているTシャツで競技することに決めました。
トライアスロンのウェアは、少々お金を出しても周りの人と違うものを用意した方が、いいかもしれないですね!w
そして今回のレースでは、 約7kmのコースを6周するんですが、あろうことか、レース中に何周走ればいいのか分からなくなってしまったんです!!
サイクルコンピュータもスタート時にONにし忘れたため、距離が計算できない。結果、沿道にいる妻に「ボク何周走ればいいの〜!?」と競技中に大声で聞く羽目に。もちろん、妻も競技者ではないのであまり分かってきません。
結局、自分の周りを走る競技者がだんだんいなくなっていったため、なんとなく6周だと思い、半信半疑でBIKEを終えました。
BIKEはとにかく長く、サドルに接触しているお尻がめちゃめちゃ痛かったです。自転車ではそれが一番キツかった。あとはパンクと転倒だけ気をつけながら、自転車を漕ぎ続けてフィニッシュ。
そこでまた思うんです。『これがゴールなのか?』って。
◆力を出し尽くしたRUN 10km
SWIMの平泳ぎで大幅な遅れをとってしまっていたボクは、最後尾からちょっと前のところにいました。
走っていると、オーバーペースになってしまったのか、歩いているトライアスリートがたくさんいました。
そんな中、『頑張りましょう!最後までいきましょう!』と、ボクより上位の人に声をかけながら走り続けました。「どの口が言っとんねん!」と、突っ込まれそうでしたが、ボク自身もレース終盤は膝が痛く、声を出さないとエネルギーが湧き上がってこなかったんですね。
一周するごとに妻や息子が応援してくれる声が聞こえて、最後の最後まで走り切ることができ、ついにフィニッシュすることができました。
◆トライアスロン最後の難関
感動のフィニッシュを終えて、達成感を味わっているのも束の間、ふと大切なことを思い出しました。
妻は翌日出勤で、息子には保育園があるのです。
よく、「遠足は家に帰るまでが遠足だ」と、教員時代によく言ったもんです。
だから、「トライアスロンも家に帰るまでがトライアスロン」なのです。
結果、
SWIM1.5km
BIKE 40km
RUN 10km
DRIVE450km
という、合計501.5kmのウルトラトライアスロンとなったとさ!w
◆ゴールを達成して
振り返ってみれば、2ヶ月前。
趣味のゴール設定を自分でしてみたことがきっかけでした。
ゴール設定のポイントは3つ。
①心の底から大好きなこと
②今の自分から見て現状の外であること
③複数あっていいこと
もちろん、「トライアスロン完走」という趣味のゴールにいろいろな意味合いはあったけれど、純粋に自分のゴールを第三者に頼らずに自分自身で設定するとどうなるのか検証したかったんです。
だから、本気でやりました。どきどきしながら大会にエントリーもしたし、ウェットスーツやバイクも妥協せずに思い切ってそれなりのアイテムを購入しました。
そして、大会までしっかり練習をして、ちゃんと完走できました。
結果、分かったことは、「トライアスロン完走」というのは現状の内側でした。つまり、ゴールでも何でもなかったってことでした。
もちろん、トライアスロンに挑戦しているときはめっちゃ楽しかったんですが、「ほら、ちゃんと完走できたね」って感覚の方が強くて、競技中に考えていた『これがゴールなのか?』ってことが全てだと思います。これはボクが理想の現実に最適化されただけの話だったんですね。
これまでたくさんのゴールを設定してきて、実はほぼ達成できていません。今回みたいにゴール設定して、やっぱ違った!ってこともたくさんあります。
その時わくわくしていて、「やりたい!」と思って現状の外にゴール設定して行動してみる。行動してみて、わくわくしなくなったらゴール設定をやり直す。そんなことはザラです。行動してみてわかるんですね。
これだけ時間もお金も労力も使って、痛感したことは
【だからコーチが必要やねん!】ってことなんです!!
自分の事となるとスコトーマ(心理的盲点)が外れにくいんですね。
だから、自分の脳みそでしか考えられない発想になってしまって、ゴール設定したと思っても、結局は理想の現状を追い求めているだけで、爆速な進化は期待出来ないんですね。
第三者の抽象的な視点からクライアントを捉えられる存在が必要なんです!
ただ、トライアスロンはボクにとって大きな挑戦だった事は間違いありません。これまでトライアスロンの事について色々と教えてくださった皆様、見守ってくださった皆様、そして、遥々埼玉県まで応援しに来てくれた家族に感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
今回のトライアスロンの様子はYouTubeにて配信予定です!
お楽しみに~♪
今日も明日も、わくわくいきましょう♪