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ビジネスマンこそ知っておくべき日本ポップス・ロック史について
こんにちは。
久しぶりに更新してみました。
今回は、タイトルにちなんで、
「細野晴臣と彼らの時代」(著者:門間雄介)
という本を紹介しようと思います。
この本は、日本のポップスやロックの音楽業界を牽引してきた細野晴臣氏についての評伝です。
細野氏は、1970年に日本の伝説的ロックバンドである「ぱっぴぃえんど」を結成し、その後もソロ活動や「ティン・パン・アレー」を始動させ、荒井由実などの様々なアーティストのプロデュースも行っています。
1978年には高橋幸宏、坂本龍一と「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成し、日本のテクノポップカルチャーを作り上げました。
また、松田聖子らへの楽曲提供も行っていたり、日本の音楽業界からは切っても切り離せない人です。
もしかしたら、音楽に興味がない人からすると、この本を読みたいとは思わないだろう。
僕自身も音楽は好きですが、どちらかというとハードロックとかパンクロックが好きなので、彼の音楽は、一部最初は受け付けない部分もありました。(笑)
しかし、何回も彼の曲を聴いたり、本を読み進めていくうちに少しずつ良さに気づいてくるんですよね。(笑)
なんでなのでしょうか?(笑)
また、本の価格が2,000円以上はするので、興味がない人からすると、少し高いと思うかもしれません。
ですが、先に言っておくと、
それだけの価値はある。
むしろそれ以上の価値がある。
と、個人的には思っています。
その理由は後述します。
アーティストの評伝や自伝なら、このくらいの価格帯は当たり前ですし、もっと高いものもあります。
また、買う人が少ないからこそ、他の人よりも知識がつきます。
ついでに、本の表紙も割とインパクトがあるのですが、電子書籍も出ているので、書店で恥ずかしがる必要もありません。(笑)
音楽に興味がある人もない人も、特に若いビジネスマンにこそ、この本を読んでほしいと思っています。
では、なぜ私がこの本を紹介しようと思ったのか、
そして、なぜこの本をビジネスマンが読んでおくべきなのか、について説明します。
その理由は大きく2つあります。
1つ目は、アーティストなどのクリエイティブな人に触れることで、想像力が身に付いたり、多面的な視点で物事を考えられる力が養われるからです。
昨今の時代は変化のスピードが激しく、先が読めない時代であり、今までと同じことを繰り返しているだけのビジネスマンでは、生き残れません。
そのような時代では、新しいことを生み出していけるようなクリエイティブな人間が求められます。
また、今後はオートメーション化やAIの発達によって、同じことを繰り返すような単純な作業は、機械に代替されていきます。
そうなっては、よりいっそうクリエイティブじゃない人は活躍しづらくなっていくでしょう。
そういった意味で、新しいことを生み出していくようなクリエイターやアーティストに触れることがとても大事なことだと考えています。
2つ目は、世界的なインターネットの普及やSNSの発達、YouTuberなどのインフルエンサーたちの影響で、日本の70年代~80年代音楽のリバイバル現象が起きており、日本人としてそういった流行を把握しておくことやマーケティング的な観点からも、なぜ流行っているのか、そして、その原点を知っておくことは、大事なことだと思っているからです。
いわゆる「CITY POP(シティポップ)」と言われる、70年代~80年代の東京の都会的なサウンドが世界的にブームになっており、代表的なアーティストをあげると、山下達郎、竹内まりや、松原みきなどです。
このリバイバル現象を受けて、プロデューサーや作曲家、演奏家として携わっていた細野氏も注目されています。
SNSインフルエンサーたちの影響もあると思いますが、何十年経っても評価されるような音楽を生み出したアーティストについて、ビジネスマンとしても知っておくべきです。
実際に自分もこの本を読んでみて、マーケティング的な学びもありましたし、音楽史を知ることで、時代ごとの文化や思想なども知ることができ、とても学びになりました。
本当に値段以上の価値がありました。
最後に、
この本は、時系列になっており、そこまで難しい表現もないため、比較的読みやすいです。
また、この本の読み方として、個人的には本の中で出てくるアーティストや曲名を調べたり、曲を聴きながら読むことをオススメします。
そうすることで、アーティストたちがどこから影響を受けたのか、どのように新たな音楽が生み出されたのかがとてもイメージしやすくなります。
音楽の趣味は人それぞれだと思いますが。(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この機会に是非読んでみてください。
もし、「読んだよ!」という人がいたら感想聞かせてください!
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