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①サプリメントのすすめ

栄養素という観点からみると、現代で必要な栄養素を全て食材から摂取するのは大変です。

自分の身体の状態に応じて、補助的にサプリメントを活用するかどうか決めていくのが最善かと思います。

カロリーは十分でも栄養素がない

現代の食事事情を見ると、カロリーは十分補充できるのに、栄養素は空っぽな状態であるケースが殆どです。

昔と今では事情が違う


人類史から見ると狩猟採集生活だった祖先の時代と比較して、年間に250種類以上の植物を季節折々に食べていたようで

当時の植物は微生物や菌類と協力して植物の塊茎や葉、花、果実の中に多くのミネラルやファイトミカルがあり、現代社会の植物とは全く栄養価が異なっていたそうです。

ファイトケミカルは、果物や野菜などの植物に含まれる天然の化学物質の総称です。

ちなみに私たちの祖先が殺して食べていた当時の動物の肉や脂肪にも、ファイトケミカルが含まれていたそうです。

その理由は動物たちも近くに生えていた栄養豊富な植物を食べていたからと言われています。

はるか昔の祖先たちはカロリーは足りていなくても、栄養は十分に賄えていたので今とは真逆になっていますね。

サプリメントの力を借りるのも一つの選択肢

このような事情もあり、現代で必要な栄養素を全て食材から摂取するのは難しく、人によってサプリメントの助けが要ります。

そこで、薬のようなものではなく、自然なサプリメントをいくつか紹介していきます。

ビタミンD3


食品に含まれる除草剤、グリホサート、多くのパーソナルケアに含まれる化学物質には、ビタミンDをうまく機能させる能力を抑制するという働きがあります。

そうなると、カルシウムを吸収して健康な骨の成長を促す役割を果たせなくなる。

ちなみに現代人の多くは、ビタミンDが欠乏している傾向があるそうです。

そして補足すると、腸内の幹細胞を活性化するもう一つのシグナルはビタミンD3だとされ、腸内を整えるためにもビタミンDのサプリメントが推奨されています。

急激な減量や断食の際に飲むサプリメント


期間を決めて取り組む断食(ファスティング)がありますが

このプロセスは、身体に溜まった重金属やその他の毒素を脂肪細胞から放出させます。

その時に補助の役割として、下記サプリが効果的とされています。


* マリアアザミ(ミルクシスル)
* D-リモネン
* ダンデライオン
* N-アセチルシステイン
* 活性炭
* クロレラ

どうしてこれらのサプリが効果的なのかといえば、実は毒素の多くは肝臓から排出された後、腸で再吸収されてしまうので身体から排出することが難しいためです。



先程挙げたマリアアザミからN-アセチルシステインまでは、肝臓の解毒経路を活性化します。

そして、活性炭とクロレラでは、肝臓から腸へ再排泄される毒素や重金属を吸収し、便と一緒に身体の外に排出させます。

ビタミンB群、特にメチル葉酸塩とメチルコバラミン


すでに知っている方も多いと思いますが、ビタミンB群の多くは腸内細菌が産生します。

ところが腸内環境が悪化するとメチル葉酸塩(葉酸の活性型)

メチルコバラミン(ビタミンB12の活性型、別名メチルB12)が不足しがちになります。

メチル葉酸塩(葉酸の活性型)とメチルコバラミン(ビタミンB12の活性型、別名メチルB12)は、高脂血時と同様に血管の内部表面に傷がつくのを防いでくれます。

ビタミンB群は他にも、糖や脂肪、タンパク質などエネルギーに変換する潤滑油の役割などがあり他にも様々な働きをしてくれため、ビタミンB群の栄養補給は欠かせない傾向があります。

ポリフェノール類のサプリ


植物性微量化合物とされるポリフェノールが最も身体に足りていないようです。

ポリフェノールが腸内細菌に代謝されると、身体に多くの有益な効果をもたらしてくれます。

ポリフェノールにはプレバイオティクスの効果があり、善玉菌が大好きな化合物でもあります。

一般的には植物の果実よりも葉の方に、多くのポリフェノールが含まれています。

例えば、オリーブやリンゴの葉には、果実より多くのポリフェノールが含まれています。

これはオリーブの葉のエキスが、オリーブオイルのような効果をもたらす理由の一つです。

こうした成分には、動物性タンパク質に含まれるカルニチンやコリンから、動脈硬化性の原因を防ぎ、血管を拡張したりする効果もあります。

以下がポリフェノール類のサプリです。

* グレープシードエキス
* 松樹エキス
* レスベラトロール(赤ワインなどに含まれる)
* ザクロエキス
* ヒドロキシチロソール オリーブの葉

グリーンプラント、ファイトケミカル類のサプリ


野菜を食べる別の利点は、腸内環境を悪化させない食べ物の欲求を抑えてくれること。
例えば、ほうれん草に含まれるファイトケミカルは、単純糖質や脂質を食べたいという欲求を劇的に抑えるという研究結果があります。


ほうれん草エキス
ジインドリルメタン(DIM)
(ブロッコリーに僅かに含まれる免疫活性物質、ジインドリルメタン(DIM)

プレバイオティクス


バイオティクスとは細菌が生き、繁殖するために必要な化合物のことを指します。

プレバイオティクスは腸内細菌の餌となって善玉菌を増やし、腸の蠕動運動を促します。

悪玉菌はプレバイオティクスである食物繊維を食べられないので、善玉菌を繁殖させ悪玉菌を餓死させます。

以下がプレバイオティクスのラインナップです。

* イヌリン
* オオバコ
* フラクトオリゴ糖
* ガラクトオリゴ糖


※注意してほしいのは体質的に合わないケースがあるので、試すなら少量から摂取します。

長鎖オメガ3脂肪酸、エイコサペンタエン酸(EPA)と、ドコサヘキサエン酸(DHA)


多くの人は、オメガ3脂肪酸のエイコサペンタエン酸(EPA)

さらに重要なドコサヘキサエン酸(DHA)が大幅に不足しているそうです。

脳のおよそ60%は脂肪でできており、そのまた脂肪の中の半分はDHAで、もう半分はアラキドン酸(AA)です。

ちなみにアラキドン酸は卵黄や貝類に多く含まれています。

研究によると、オメガ3脂肪酸の血中濃度が高い人は低い人に比べ、記憶力が良く脳が大きいそうです。

またフィッシュオイル(DHA,EPA)は腸壁の修復を助け、腸内のバリアを強化し炎症を防ぐ効果が期待されています。

フィッシュオイルのサプリメントを選ぶなら、分子レベルで精製されたものが推奨されています。

ただこれらのオメガ3脂肪酸は酸化しやすいという側面があり、酸化している油を摂取すると逆にダメージを与えてしまいます。

このような事情を踏まえて、オメガ3サプリメントを使用するか否かを考慮してみることを推奨します。

ミトコンドリアを活性化するサプリ


ミトコンドリアを保護したり、刺激したりしてくれるサプリメントはたくさんあります。

いくつか例を挙げると以下がそうです。


* N-アセチルL-システイン(NAC)
* アマチャヅルエキス
* シラジット
* 還元型のL-グルタチオン
* パウダルコ
* ピロロキノリンキノン(PQQ)
* 還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレチオド(NADH)

こられらのサプリメントでミトコンドリアを活性化できますが

無料で行える簡単な方法があります。

それは、断食です。


サプリメントにお金をかけなくても済みますし、生活費の節約にもなるので断然こちらの方法が個人的にはおすすめです。

プロバイオティクスのサプリメント


微生物を閉じ込めたサプリメントですが、言ってしまえば多数種類の菌をブレンドしたサプリメントです。

※プバイオティクスとは、身体の健康に寄与してくれる細菌達のことを指します。

選び方としては菌そのものの数ではなく、複数の善玉菌が含まれているものを選びます。

またプロバイオティクスの菌が必ず自分の身体に定着するかどうか体質にも左右されるので、効果が感じられなければ別のものを試してみます。

補足として、プロバイオティクスのサプリメント製品の多くは、ビフィズス菌で構成されているものが殆どです。

ビフィズス菌を否定するわけではありませんが、特定の菌に頼りきるのではなく、多様な食物繊維や発酵食品を取り入れることで、腸内細菌全体のバランスを整えることが大切なので

他にも有益な菌種(乳酸菌、酪酸菌など)の働きは軽視できません。

腸内環境全体の複雑な相互作用も同じく無視できないので、健康の観点からは腸内細菌叢の多様性を高めることが重要とされています。


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