⑤ミトコンドリアの活性化
私たちの身体活動エネルギーを生み出すミトコンドリアを活性化させる方法をお伝えしていきます。
カロリー制限
カロリー制限をすると、ミトコンドリアが活性化し免疫システム全体が本腰を入れ始めます。
身体の中にある異常な細胞や非効率な細胞、機能不全の細胞や弱い細胞を掃除してくれます。
プレバイオティクスの摂取
腸の細菌が好む食べ物を与えることで、連鎖的にミトコンドリアを助ける化合物を作り活性化に繋がります。
細菌が生み出す酪酸がミトコンドリアがケトン体にスイッチを入れてくれるからです。
運動
重複しますが、運動をすることで身体の細胞やミトコンドリアの機能を支える酵素がより多く分泌できます。
ミトコンドリアが存在している細胞自体が分裂しなくても
ミトコンドリア自身が分裂するのです。
すると、ミトコンドリアの数が増え、利用できる食物が減ったとしても、より多くのエネルギーを引き出せるようになります。
ミトコンドリアが増えればその分、脂肪を材料にケトン体のエネルギーを多く作るので体脂肪が減少することにも繋がります。
筋肉を作るときにも、ミトコンドリアは分裂し、筋肉を動かす際にもエネルギーを必要とします。
細胞に適度なストレスを与え筋肉を飢えさせれば、ミトコンドリアの数が増え、ンスリン値が下がり筋肉量が増え健康維持へと結びつきます。
ホルミシス
ホルミシスとは、ごくわずかな量でもかえって身体に良い働きをする現象を指します。
大量に晒されれば有害となるものを定量だけ晒してストレスを与え、生物が好反応を示すことを意味します。
例えば
身体に暑さや寒さ、栄養不足、紫外線、毒素などの環境ストレスを適量与えれば、ミトコンドリアは活性化します。
先ほど挙げた運動もまたホルミシスの典型的な例です。
つまり、身体を強くするために一時的に軽いストレスをかけるという行為です。
カロリー制限など他のホルミシスの例と同じように、運動も古くなった細胞成分を再利用するオートファジー、そして小胞体ストレス応答（UPR）と呼ばれるプロセスを行うよう促します。
UPRとは、機能不全に陥ったタンパク質を分解し、細胞の健康状態を回復させます
運動はオートファジーとUPRの両方を促し、筋肉をつける時期が早いほどオートファジーの効果も大きくなります。
下記のマガジンで運動と生活の中で行える工夫をまとめていますので、お手隙のある際にどうぞ。
「応援いただけると嬉しいです」
この投稿が少しでも役に立ったと思っていただけたら、ぜひチップでの応援をお願いします！
皆さまのサポートが、新しい記事や企画のエネルギーになります。