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ライフキネティックを活用した通級指導の効果と可能性

通級指導の中で、私たちはライフキネティックを積極的に活用しています。まだ取り入れ始めてから時間が経っていないため、目に見えるような効果が完全に現れたわけではありませんし、すべてのメニューを十分に活用できているわけでもありません。しかし、私たちは身体の動かし方だけでなく、認知の面でも視覚、聴覚、触感覚のジャンルを考慮しながらトレーニングメニューを組み立てます。そのため、子供たちの得意不得意に合わせて柔軟にバリエーションを組み立てることができます。また、各認知機能を使用する際には、漠然とではなく相当な集中力が必要とされます。集中力のコントロールが苦手な子供たちにとっては、このトレーニングが非常に有益であると考えられます。

ライフキネティックの具体的な効果や利点


ライフキネティックは、脳のトレーニング法です。あらゆる動きを習得したり、特定の筋肉を大きくするのではなく、脳の神経伝達をスムーズに行うことを目的としています。その結果、認知機能の向上や身体のコントロール力の向上、さらには集中力の向上などが期待されます。また、脳機能に問題がある発達障がい児にとっても効果的なトレーニング法です。運動の得手不得手にかかわらず、意欲的に取り組んでくれます。また、単純な動作の組み合わせなので、運動が苦手な子供も繰り返しているうちにできるようになります。また、できないほうが良いので、できないことで叱責をすることもないため自尊感情を低下させる心配もありません。むしろできたという成功体験を積んでもらえる取り組みになります。脳機能の向上と共に主体性を持たせる効果もあると感じています。

今後も活用して良い事例があれば書かせて頂きたいと思います。


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