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授業準備に欠かせないシュミレーション

特別支援学校教員のたにやんです。
授業準備にどれだけ注力できるかで子供達の学びの質は大きく変わります。準備のプロセスで大切だと考えるのは、シュミレーション力です。

◯シュミレーション力があるとわかること

授業準備進める過程でシュミレーションすることで子供達が困るポイントや必要な支援、子供達の主体性が引き出せそうな場面など、あらゆる仮説が立てやすくなります。
授業案はあくまでも計画であって、現実は計画通りにいきません。が、自分の頭の中にある子供像と計画を掛け合わせることによって、計画の穴に気がつけるのです。子供と過ごした時間が長ければ長いほど、その子供が言いそうなことやりそうなこと、興味関心、得意苦手がわかっているので、計画に対する反応が想像しやすいです。その計画と頭の中にある子供像でシュミレーションすることが、準備の質を高める有効な手立てなのです。

◯子供を見る力がシュミレーションの質を高める

子供の実態把握ができているかどうかです。シュミレーションは子供と環境がどのように作用し、その結果、子供たちの様子はどんな具合かをイメージする力です。環境要因がわかっていても子供の実態がわかっていないと、子供が見せる姿は掴めないのです。

特に子供のどんな情報を知っておくべきかというと、好き嫌い、読み書きの力、計算力、こだわり、身体能力のレベル、できることできないこと、少し頑張ればできそうなことを知っておくことが大切です。

日常の情報収集がいかに大切か?です。
事前情報が多ければ多いほど教師自身が見通しを持てます。
子供達の安心安全な学びの場を整えるためには先手必勝です。何か問題が起こってからでは後手になり、問題解決しにくいです。
先手を打つためには子供たちのことがよくわかっていらことが大切です。子供の理解ができていれば、予め起こりそうな問題が想像できます。想像できると先に配慮や支援の準備ができます。

何事も準備が大切ですが、授業作りにおいても事前の計画とシュミレーションが大切です。これらの準備が行き届いていることで子供達は安心安全に授業に取り組めて、学びを深めることができるのだと思います。

私も子供の実態・授業案とをシュミレーションし子供達の学びが深まるような授業を提供したいと思います。

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