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子供の集中力が持続するために

一定の時間経つと、集中力が保てず、給食が気になって作業が止まってしまう生徒がいます。
そんな生徒にこれまでは『今はなんの時間?』と問いかけて、作業を再開させていました。
しかし、その後もすぐに作業の手が何度も止まってしまいます。そして、本人の表情もどんどんと曇っていきます。

これまでは我慢して作業を継続する力を身につけてほしいと給食の話題は無視するやり取りをしてきました。

今回、『給食が楽しみ』という気持ちに共感するようにしました。その上で、今の優先順位を確認します。すると、作業の中断はなくならないものの、作業量が増えました。さらに、表情も明るくなりました。


◯我慢は無理が出る

給食の話題に出すこと自体を我慢させることで、作業に影響が出ました。これは、本能的な欲求(食欲)をなんとか無理やり我慢させようということにリソースが取られて、作業に向かうリソースがなくなってしまったのではないかと考えます。

◯共感は意欲を喚起にする

給食が楽しみだという気持ちに共感して、給食という目標まで頑張ろうと意欲を喚起する方が作業への集中力を持続させられると考えます。

お腹が空いたという欲求を共感し、その時間までもう少しがんばろ‼️と切り替えさせることで作業に向かう様子が良い方向に変わりました。
何よりも表情が明るくなったのが、好転している証拠だと考えます。

上から押さえつけるのではなく、伴奏者として思いに共感し、目標に向かって共に進んでいくことが大切だと再認識しました!


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