見出し画像

先生が子供の障害に⁉︎

『障害とは何か?』という問いを研修でぶつけられました!
特別支援学校で働くものとして、とても大切な問いだと感じました!
当たり前のように障害という言葉を使いながら、その意味や捉え方を深掘りしてこれていなったと感じます!
今回の研修を通じて、障害について学ぶことで子供達へアプローチする上での心構えに大きく影響を及ぼして頂いたと感じます。


◯「障害」は誰もが経験するもの

2001年にWHOから公表されたICF
・生活機能と障害は、心身機能と構造、個人レベルの活動、社会への参加の次元を表す包括的用語として
・生涯は健康状態と背景因子との相互作用ないしは複雑な関係と考える


上記の内容の解釈として、下記のように研修で学びました。
足を怪我して、好きな運動が一時的にできなくなることも障害を経験したことになる。
このような機能障害によって参加できない、活動できない経験を「障害」と考えます。

逆に言うと、参加・活動ができれば、障害ではないと言えます。

機能障害がある状態でも環境調整や工夫によって参加できる状態を創造することが我々教員や支援者のできることです。

◯学校=子供達の可能性を広げる場

子供本人=個人因子は定数であり我々がコントロールできません。
教員や支援者=環境因子は変数であり、コントロールができます。
環境因子の変化によって、子供たちが今の状態で参加できる工夫や環境調整を行うことが大切です。

子供たちが輝き、未来に向けて希望や夢を膨らませるためには我々支援者が、環境因子として子供たちの成功体験を演出しなければならないと考えます。

環境が整えば障害はなくなるのです。
そして、子供たちは活動に参加することで学び、自信をつけて未来に向けて羽ばたくことができます。

学校は先天的な機能障害がある子供にとっても多くの活動に参加でき、自分自身の可能性に気づいたり、夢を抱ける場所になることが大切だと考えます!
そうすれば、不登校という深刻化する問題の根本解決にもつながるはずです!

環境因子である教師と学校という場を子供の実態に合わせて工夫・調整し、子供の未来が明るくなるようにチャレンジしていきます!

いいなと思ったら応援しよう!