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人を動かす対話術 岡田尊司

みなさんこんにちは!
子どもの笑顔を増やしたい高校通級を担当している高校教員のmasaです!

仕事や日常での学びをより深めるためにnoteにアウトプットしています!

今回は岡田尊司さんの著書『人を動かす対話術』を読んだ学びを書かせて頂きます!

◯様々な対話術の紹介

本書は七章から構成されており、それぞれの章でアプローチ方法が紹介されています。それぞれのアプローチ方法は下記の通りです。

  1. 心を開くアプローチ

  2. 問題を解決するアプローチ

  3. 人を動かすアプローチ

  4. 受け止め方を変えるアプローチ

  5. 自己否定を克服するアプローチ

  6. 不安定な愛着の人へのアプローチ

  7. 行動と環境に働きかけるアプローチ

様々な対話術が紹介されているこの本から対話の重要性を感じるとともに対話術それぞれの目的と効果を学ぶことができました。

当事者と支援者の関係性は大前提として重要です。人間は感情の動物なので、論理的には正しいとわかっていても感情的に受け入れられないことがあります。なので、第一章の心を開くアプローチでは共感について具体的に説明がされています。
そもそも共感はなぜ必要なのか?人間の本能的な部分におけるところから具体的に説明がなされています。

目的に合わせて、アプローチ方法を分け、それぞれを深掘りし具体例を上げながら説明されていますので、即実践にも繋げていけます。

実際に具体例を見ながら、この生徒に使えそうだなとリンクすることも多いです。


◯対話一つ一つに目的と戦略を持つ

何気なく対話を行うのではなく、対話を通じて関係性を深めることや新たな視点に気づいてもらうなどの目的を明確にすることが重要だということを改めて学びました。

そして、その目的を達成するためにどの対話術を使うのか選択する戦略が必要です。

戦略的に子供達との対話を進めていくためにも学んだ対話術を実践する中で自分のものとしていくことトレーニングが重要です。

毎回の指導の前には生徒の状況に合わせてその日活用する対話術を準備しておきます。

注意すべきは、人対人のことなので予想通りにいくことは少なく、その時々の生徒の状況に応じて柔軟に対応することが大切です。
準備を入念にすればするだけ、軌道修正への抵抗が高まります。なので、イレギュラーがあっても柔軟に対応することを心がけていきます。

生徒とかかわる上で一番行うのは対話です。
その対話のスキルが上がれば必然的に子供たちへ与える影響はよくなります。我々子供の支援者が対話のスキルを日々磨くのは必須です。そのための教科書的な存在としてこの著書はおすすめです!

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