輪郭線について(3)
今回も自分が持っていた、輪郭線についての間違った思い込みを書いていきます。
輪郭線が消滅(発生)しない
どのように物体の位置を移動させたり、物体の向きを変えたとしても、輪郭線が消滅(発生)したりしないと思っている人がいたら、それは間違っています。輪郭線が消滅する、または、輪郭線がないところから新しく発生することはあります。今回は唇とよばれるものを説明します。輪郭線がない状態から輪郭線が発生するのですが、その過程で、1点に縮約した輪郭線が現れます。これは唇とよばれるものです。1例を以下に示します。まずは輪郭線がない状態です。
次に1点に縮約した輪郭線が現れた状態を下図に示します。ただし、1点に縮約した状態はそもそも図では表しにくいため、下の図では輪郭線が点の状態ではなく、少し広がった閉曲線になっています。
さらに、輪郭線の閉曲線が広がった状態を下図に示します。
下に、視点移動によって、輪郭線の見た目がどのように変化するかをまとめた図を載せます。
まだまだ、続きます。