012 Yデッキの手すりはなぜ3本なのか?
横須賀市民ならほとんどの人が知っているYデッキ。横須賀中央駅前のシンボル的なデッキの通称です。
先日、心温まる真意を聞いたので多くの方に知っていただきたいと思って書きます。
皆さんはご存じでしたか?Yデッキの階段にある手すりは高さの違うものが3本あります。
1番上だけが手すりではないんです。3本とも手すりなんです。
私たちのような大人が手すりをつかもうとした場合、自然と1番上を持つ人が多いですよね。
しかし、目線を変えてみてください。
腰の曲がった高齢者、または子どもの場合、その高さでは少し高いです。
この場合、高さの違う2本にすれば良いと考えますが、3本あるところが心温まる真意の部分です。
1番下の手すりは“子ども”、2番目は“高齢者”、3番目は“成人”。
「多世代の方に親しみを持って使ってもらいたい。」
デザインを手掛けられた建築家さんがこの手すりのデザインにそんな想いを込められたのだと、先日お弟子さんから伺いました。
つける義務があるからつけるのではなく、どうせつけるなら意味のあるものを作る。
この話を伺ったとき、心から尊敬の念を抱きました。
私は普段の生活の中で手すりを使う場面は少ないです。でも、子ども、高齢者や体の不自由な方は使う頻度は多いですよね。
使ったら手が黒くなったとか、ガムがついてるとかはよくないですよね。
普段あまり気にならないような部分ですが、少し視点を変えて自分事にすると「手すりも綺麗にしなきゃ」なんて気持ちになりました。
今度、市内の手すりを綺麗にする取り組みなんかしてみようかなぁなんて思いました。
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