【読書録109】「森信三 運命をひらく365の金言」11月編
昨年末より「森信三 運命をひらく365の金言」(致知出版社)を毎朝読むことを日課にしている。今回は、11月の中で特に自分のなかで気に入ったものについて取り上げる。
11月6日 人生は大マラソン
この日の全文である。
先日、ある方が、「若いときには、今だからできることをやっていたが、歳を取ったら、死ぬまでにやっておきたいことをやるようになった。」と言っていた。
突っ走るとは、やりたいことをやることなのかもしれない。
あと一年強で五十歳であるが、まだまだ力を抜き出すという気持ちにはなれない。
スピードをかけ出して、やりたいことにチャレンジしていきたい。
11月7日 脚下の実践
今やるべき事、為すべきことをしっかりと全力でやるというのが、真の生き甲斐ある人生につながる。何事も積み重ね。
積み重ねが、自分を遠くに連れてってくれる。実践する中でしか見えないことがあり、そこでやりたいことが変わってくる。先を見通しても、先の事なんて自分が何を意識するか、何を重視するかで大きく変わってくる。
11月12日 人生と読書
論語の「学びて思はざれば則ち罔(くら)し。思ひて学ばざれば則ち殆(あやう)し」を思い出す。
いかに読書をして、内省するか、そして、その内省した内容を人生に活かしていくか。そんな風に考えた。
11月13日 実行の心掛け
前日からの続きのような、読書と実行について考えさせられる一文。
自分の天地を開くには、真剣に読書をして、人生を考える。そして考えたことを実行する。
実行しながら、振り返る。そして振り返りの材料としては、読書は必須である。人格形成のための読書であり、実行。森先生の思想に貫く考え方だと思う。
11月14日 実践家と読書家
この日も、読書と実践の話が続く。
この年齢になって、真剣に物事に取り組んでいると、心に響いてくる言葉がある。
実践を経てこそ響く言葉があるのである。
11月19日 自分の道を開くもの
自燈明だ。自らの道は自らで切り開く。その心意気はとても大事である。
11月20日 忘恩の徒
強烈な一喝である。
自分の可能性を信じる。ひと言で言えばそういうことであろうが、森先生の言葉は、生きていて、これを言われて、奮起しない人間は、いないであろう。
踏み出そう。自分の可能性を信じて。