【福岡ケーキ巡り】ここでしか出会えない厳選11店舗をご紹介
福岡といえばとんこつラーメン、明太子、屋台を想起しませんか? 実は福岡には世のケーキ好きを唸らせる有名人気店から、穴場スポットまでたくさん。 イートイン有無や配達可否なども併せてご紹介します。 読めばきっと行きたくなるはず。 行けばきっと、「福岡はケーキも伊達じゃない」、と心に残るはず。
1.【福岡ケーキ×王道】おさえておきたい有名店「16区」
福岡のおすすめケーキ店1つ目は「16区」。
薬院大通駅より徒歩5分ほどの閑静な住宅地の中にあり、彩り鮮やかなお菓子たちと香ばしい焼きたてのお菓子の香りが出迎えてくれます。
場所はオーナーシェフが幼少期を過ごした土地で、店名はパリの高級住宅地16区で修行時代を過ごしたことにちなんだものなんだとか。
16区のダックワーズは味わうべき逸品
最初はパリッとした食感、その後ふわっとやわらかい歯ごたえ、口に広がるアーモンドの風味。
思わず顔がほころんでしまうお菓子です。
日本で最初にダックワーズを考案したのがオーナーの三嶋シェフで、ダックワーズの考案を含む長年の功績が認められ、平成27年秋には黄綬褒章を受賞されています。
噂を聞きつけた本場フランスのパティシエの舌を唸らせたという逸話を持つダックワーズ、一度ご賞味いただくことをお勧めします。
ちなみに筆者は持ち帰り用にダックワーズを購入しましたが(1袋2個入り¥432(税抜))、誰に渡しても喜んでもらえる、"相手を選ばない秀逸なお土産"でもありました。
(※"16区 公式HP"参照)
2.【福岡ケーキ×王道】美食の街で愛される人気店「Jacques(ジャック)」
福岡のおすすめケーキ店2つ目は「Jacques(ジャック)」。
大濠公園駅より徒歩5分ほどの場所にあり、緑豊かな公園に真っ白な外壁のお洒落な店構え。
16席分の広々したスペースでイートインも可能です。
筆者は大濠公園散歩の合間に立ち寄りました。
世界有数のトップパティシエの味を堪能せよ
今回筆者は写真のベリータルトを購入し、大濠公園で頂きました。
こぼれんばかりの輝くベリーが宝箱を想起させるタルト。
口にすると、タルトのほど良い硬さ、クリームの柔らかさ、ベリーのプチプチ感の食感が新鮮で、クリームの甘さをベリーのほど良い酸味がちょうどよく締めてくれました。
ルレ・デセールという、パティスリー業界で名を馳せるパティシエとショコラティエ100名前後の少数会員で構成される、菓子職人のための国際的協会で、日本人メンバー4名のうち1名であるパティシエ大塚さん。
そんな彼がジャックというブランドを通して表現するお菓子の数々、ぜひ一度お試しください。
3.【福岡ケーキ×王道】フランスが愛す色彩の中で優雅なひとときを「BLEU FONCE(ブルーフォンセ)」
福岡のおすすめケーキ店3つ目は「BLEU FONCE(ブルーフォンセ)」。
実は2店舗目にご紹介したジャックの大塚さんが立ち上げに関わったお店です。
西鉄福岡天神駅に隣接する福岡三越内にありアクセス良好です。
イートインはなく、持ち帰りのみです。
たくさんのプティガトーが並ぶショーケースはケーキの宝石箱
ショーケースを前にした最初の感情は宝石箱を前にしたようなワクワク。
次に来る感情は選べないモヤモヤ。
素材と手作りにこだわったプティガトーたちを前にして選べなくなるのはみなさんもきっと同じ。
旬のフルーツをふんだんに使った季節感を感じられるケーキをお土産にしたらみなさん大喜び。
筆者は店名を冠した「ブルーフォンセ」の、上品なアーモンドの香りと、ババロアのとろける口どけを堪能しました。
お土産でも、自身へのご褒美でもどちらもお勧めです。
4.【福岡ケーキ×食べ放題】自分の欲求と素直に向き合える楽園
福岡のおすすめケーキ店4つ目は「スイーツパラダイス」。
西鉄福岡天神駅に隣接する福岡パルコ内にあり、アクセス良好。
赤を基調としたvividな店舗は、パルコ内でも一際目立つ存在です。
ホイップ欲求に素直になる日があっても良い
30種類以上のスイーツが食べ放題の「基本バイキング(¥1,100(税込))」、基本バイキングにハーゲンダッツ等の食べ放題が付いた「おすすめバイキング(¥1,490(税込))」などをはじめ、季節ごとの限定バイキングメニューも定期的に提供されています。
映えな盛り付け、トッピングなど自分なりの楽しみ方ができるのが魅力。
定期的に訪れる、ホイップ欲に素直になりたいときの味方です。
5.【福岡ケーキ×食べ放題】ホテルで優雅にスイーツバイキング
福岡のおすすめケーキ店5つ目は「ブラッセリーラウンジシアラ」。
福岡のランドマークとなったヒルトン福岡内にある極上のダイニングスペースです。
高さ40メートルの天井から降り注ぐ美しい光と斬新でクリエイティブな空間で、毎月テーマを設け世界各国の料理がビュッフェスタイルで楽しめます。
頑張った自分へのご褒美を
実は日本でデザートビュッフェを始めた先駆者であるヒルトン。
様々なテーマを設け五感をくすぐるコンセプト型デザートビュッフェで、「見て楽しい」「食べて美味しい」を実現するヒルトンスイーツを、いつも頑張る自分へのご褒美にぜひ。
6.【福岡ケーキ×イートイン】有名パティスリーをお気軽に
福岡のおすすめケーキ店6つ目は「パティスリー ジョルジュマルソー」。
渡辺通駅より徒歩5分ほどの場所にあり、お洒落な外装と壁に描かれたピンクのケーキが目印です。
喧噪と静寂がちょうどよくバランスした場所にあり、客層も多様で、1人で来る方もたくさんいらっしゃるとか。
お洒落な店内で甘い驚き体験を
フランスの伝統的なスイーツをベースとしながらも、卵やフルーツなど九州食材にこだわり、スイーツの甘さのなかに優しさや懐かしさを感じられるように工夫されているそうです。
筆者はカウンターのイートインスペースでミルクレープを頂いたのですが、次回は窓からの光が差し込むサイドでお洒落な店内とこだわりのスイーツを堪能したいと思います。
福岡の地に根付き、多様な方々に愛されるお店で、優雅なひと時をぜひ楽しみにいらしてください。
7.【福岡ケーキ×イートイン】お店もケーキも全てが可愛い
福岡のおすすめケーキ店7つ目は「KURUMI」。
大濠公園駅から徒歩5分の場所にあり、長屋をリノベーションしたという白を基調とした可愛らしい外観が目印です。
昭和の風が吹く通りの一角にあり意外性抜群ですが、筆者が訪れたときもたくさんの方で賑わっていました。
大切な人との特別な時間に
お店に入ると、外観に負けないお洒落な空間が広がっていて、2階にはイートインスペースもあります。
限られた席数ですが、特別な時間を大切な方と一緒に過ごすのにはちょうどいい空間だと思います。
季節ごとの旬の食材を使ったメニューを出されていて、筆者が訪れた17時頃にはほぼ完売状態。
可愛らしいお菓子を買うに留まりましたが、次回は早い時間にリベンジしたいと思います。
8.【福岡ケーキ×配達】新しい女子会のカタチ?深夜のデリバリーケーキ
福岡のおすすめケーキ店8つ目は「夜のケーキ屋さん otodocake」。場所は中州川端駅から徒歩5分の場所にあります。
九州最大の繁華街中州の街のど真ん中に位置する、少し変わったケーキ屋さんのご紹介です。
女子会×ケーキデリバリーという選択を
夜のケーキ屋さんは新宿歌舞伎町と福岡中州の2店舗展開しているのですが、営業時間は夕方以降から深夜までとなっています。このケーキ屋さんの特徴は、とにかく派手で映えるオーダーメイドのケーキを作成してくれることと、店名にもなっているように配達してくれる、という点です。(配達可能エリアは要確認)
誕生日や卒業式や記念日での利用をはじめ、女子会の楽しみ方のオプションの1つなど確かな用途がまだまだ隠れていると思います。
世界で1つだけのケーキを、特別な機会に大切な方々と一緒に楽しみたいという方はぜひ検討してみてください。
9.【福岡ケーキ×専門】ケーキの基本は素材にあり。チーズケーキ専門店のこだわり
福岡のおすすめケーキ店9つ目は「KAKA」。赤坂駅から徒歩7分の場所にあり、レンガ調の壁のビルの1Fにある、あたたかくも重厚感のある木製のドアが出迎えてくれるお店です。
スイーツに目がない友人に紹介してもらい、福岡在住の友人2名と一緒に訪れましたが、彼・彼女ともに「何度も通ったはずなのに、こんな素敵なお店があったなんて知らなかった」とのコメント。
知る人ぞ知るお店ということで期待値が上がります。
ちなみに筆者が訪れた16時頃には店外にまで行列ができていました。
こだわりとホスピタリティの高度なバランスを堪能
スタッフの方が丁寧にお勧めのケーキとその理由を教えてくれたあとに、店内のイートインスペースで3種類のチーズケーキをシェアしながら頂きました。すべて美味しかったのですが、店名を冠した「KAKA」というチーズケーキは非常に濃厚で、なのに軽やかさもあるという絶妙なバランスを合わせもつ逸品でした。
チーズケーキは材料を混ぜて焼くだけという単純なイメージとは裏腹に、実は素材や作業の手順がダイレクトに味に出る繊細なケーキとのこと。
「ケーキの基本は素材にあり」
KAKAという店名にはその思いが込められているそうです。チーズ、生クリーム、小麦粉などの素材へのこだわりをぜひ一度ご賞味ください。
10.【福岡ケーキ×専門】オリジナルエクレアでたくさんの笑顔を
福岡のおすすめケーキ店10個目は「セシルブルー」。
薬院大通駅から徒歩5分の場所にあり、お洒落なレンガ調の黒壁が特徴のお店です。
周囲の街並みとは一線を画した主張をしているので、容易に見つけられると思います。
イートインスペースはなく、持ち帰りのみになります。
エクレアで笑顔と幸せを支える主体変容
「エクレアで笑顔と幸せを」をテーマに、食材の持ち味を活かし、常識に囚われないエクレアづくりに取り組んでいるこちらでは、トリュフやオリーブ、赤ワインや日本酒などを使ったメニューなど、他ではあまり出会えない味を楽しめます。
常時10種類のラインナップを揃えているのですが、季節やイベントごとにメニューを変えていらっしゃるので、常に違う出会いを楽しめます。
世の変化に惑わされるのではなく、自らを積極的に変えていくという姿勢からは学ぶべきことが多くあるように思いました。他にはないエクレアをぜひ一度ご賞味ください。
11.【福岡ケーキ×穴場】主張しないというプライド
福岡のおすすめケーキ店11個目は「パティスリーサリュー」。
西鉄バス「南山荘通」からは徒歩1分の距離にありますが、最寄りの西鉄平尾駅から散歩がてらお店に向かうのも一興だと思います。(筆者は駅から歩いて行きました)
筆者の田舎である熊本の住宅街を彷彿とさせる街並みの中に、周囲に馴染みつつも凛とした雰囲気を醸し出したお洒落な店構えです。イートインスペースはなく、持ち帰りのみになります。
答えは常にお客様の中にある、という姿勢
こちらのオーナーシェフは東京の帝国ホテル、フランスでの修行時代を経て、色んな方の協力の下、2010年9月にこちらのお店を新規オープンされたそうです。
駅から距離があるロケーションに店を構えていること、フラットにフランクにオーナー自ら接客してくれることなどについてヒヤリングすると、
「お客様がより純粋にケーキと向き合えるように」
という思いが根底にあるように思いました。
持ち帰りで数種類のケーキを購入し、筆者は友人のお勧めだった「ピスタージュ」をいただくことに。
ピスタチオのババロアの中に木苺とフランボワーズのクリームが詰めてあり、甘味と酸味の絶妙なバランスが楽しめる逸品でした。
主張しない本物を試しに足を運んでみる価値は十分にあると思います。
福岡ケーキの再発見の旅へ
福岡のケーキ屋さん11店舗をご紹介しました。
福岡でしか味わえないもの、体験できないものなどを中心にご紹介していますが、地元の方も、旅行で訪れる方も、みなさんの福岡再発見の旅の参考となれば幸いです。
本記事や実際の体験を通じて、みなさん自身の気付きや再発見にもつながることを願っています。