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つい先日、新日本プロレスが神宮球場でじつに21年ぶりの興行を行い内藤哲也がEVILからIWGPとIWGPインターのベルトの奪還に成功!!

ごめんなさい、これまだ見てないんですよね(苦笑)!!今もまあプロレス好きなんですがあの時。。。



小学校5,6年生ぐらいかな?初代タイガーマスクの登場に影響されて、私がプロレス好きへの入口に立っていたのは。。。今とは熱量が違っていたなあ(笑)!!

漫画やアニメで知っていたタイガーマスクが現実(リアル)に登場してきて、見たことないような空中殺法の連続だったり。。。

「俺はお前のかませ犬じゃない!」で始まった藤波VS長州、名勝負数え歌!!

日本人VS外人というプロレスの構図が日本人対決に移行。。。ライバル団体全日本プロレスとの引き抜き合戦により全日本の外国人エース、ブルーザーブロディの新日本への登場とか!!

とにかく毎日が事件の連続で一番心熱くプロレスを見ていたころなのかなあ。。。って!!

そしてこの頃に出会ったのがこの本。。。


【私、プロレスの味方です 村松友視著】

時代屋の女房という作品で直木賞を取って映画化もされたはずです。この方が当時熱狂的にプロレスファンということで書き上げた著書になるのかな?あと、「男はみんなプロレスラー」 とともに読んでいた作品で、ある意味プロレスファンとして知識武装させてくれた作品なのかなあ!!


当時のプロレスいや、特に新日本プロレスかな?世間に対して戦っていて、ある2つを手に入れようとしていたんです、まず、そのひとつが。。。

【プロレスの市民権の獲得】今はどうなのかな?当時は「KING OF SPORTS」と掲げプロレスこそ世界最強の格闘技であるとし、今で言う総合格闘技、当時は異なる格闘技の戦いということで「異種格闘技戦」と言っており、アントニオ猪木がボクシングや柔道、空手といった他格闘技の強者をリングにあげ、勝っていってたんですよね。有名なところではボクシングのモハメドアリを同じリングにあげたことですよね!!

【プロレス八百長論の払拭】特にこのことについて、この本では書かれていたようで、「なんで時間内に勝負は必ず終わるの?」「相手をロープに振ったら必ず帰ってくるよね?」「日本人VS外人 必ず日本人勝つよね?」といったプロレスが八百長であると言われる原因について、この人なりにプロレスを哲学として解説解析してくれて「そうか、プロレスとはこう見てこう考えればいいんだ!!」と学び教えてくれた本だったんです!!

「プロレスって所詮、八百長だろ!!」という輩に対して、プロレスの”味方”として”見方”を教えてくれてクールに意見を述べることを学ばせてもらった作品だったなあ!!

残念ながら今は手元にないんです( ノД`)シクシク…アマゾンとかでkindleで売っていたらいいんだけど結構古いからねえ。。。なかなかないんですよ。

あと印象に残っているのが【武器と凶器の違いについて】という項目で武器というのは本来、相手を殺傷、攻撃するために設計、製作されたもので。。。それに対し凶器というのは本来、設計、製作者たちの意思と反する使われ方をするものとし、パイプ椅子は本来、座るため、ゴング及び木づちは本来、試合開始や終了を知らせるためで、マイクは本来、選手紹介に使われるものだがそれこそ選手たちのセンスというか感覚での使われ方が試合を左右すると!!

まあこんなことが書かれており、変に納得して面白さを感じた項目であったように感じます!!

あれから40年かな?


プ女子と言われる女性がプロレス会場に集まり、あのころと違った盛り上がりを見せる今。。。

いろんな視点というか観点がありそれぞれが自分なりの楽しみを見つける時代なのかなあと思う。

でも、時代は変わってもプロレスは私にとって人生を映してくれる鏡なのかなあ!!

王道があって邪道もあり、凶器もあるけどそれを使う勇気もなかったり、疲れたらロープブレイクでリングを降りることも許されているけど、カウント以内には帰ってこないといけない。。。

といったそれぞれのルールが詰め込まれた人生が凝縮された鏡であるような気がする!!


プロレス。。。やっぱり面白いなあ!!

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