何かのチャンピオンを目指せよ
株式会社リアライズの佐藤です。
『将来生活に困りそうな人第三位の僕が社長になるまで』
と題してマイナスから製造事業をスタートさせて個人事業主から株式会社を設立するまでを連載しています。
0.将来生活に困りそうな人第三位の僕が社長になるまで
1.最初の衝動は小さい方がいい
2.実はポジティブよりもネガティブの方がいい
3.誰にでもできることを誰にもできないレベルでやる
4.・・・ざるを得ない状況に置かれると人は勝手にやるようになる
5.自分の時間を生き自分の人生を手にいれるコツ
2009年4月以降毎月数件ずつWEBサイトを経由して缶バッジの製造依頼がもらえるようになり始めていました。
少し遡って集客の柱となったWEBサイトをつくった時、どんな風につくったかについて言及したいと思います。
WEBサイト中心に集客していこうと考えた
バイトとバンド活動の最中缶バッジの製造事業を営んでいるという特性上、足を使っての営業というのはできませんでしたし、実際営業をするという頭はありませんでした。
ということで、自然とWEBサイトからの集客がメインになっていきました。
そのWEBサイトというのは2009年の1月頃に誕生したのですが、
今にして思うとなぜそう思えたのかはわかりませんが、とにかく日本で一番安い缶バッジ屋さんと名乗ろうと思いオリジナル缶バッジ製造をやっている他社のホームページを全て比較し、もっとも安い水準の価格設定をしました。
そしてその当時もっとも最小で受けている会社のロットが30個からでしたので「10個から製作を受け付けます」というもっとも最小ロットから受けつけている缶バッジ屋さんとしました。
サイト名は当時読んでいた「思考は現実化する」という本から現実化=リアライズ言葉をもらい「REALIZE-NET」と名付けました。
日本一お客様に優しい缶バッジ屋さんの誕生
サイトが出来た時、付け焼刃の自分の知識で見よう見まねでつくったWEBサイトから注文がもらえるのかなんて、あまりリアルに考えたりはできませんでしたがとても誇らしく思えたことを覚えています。
当時あつかっていたのは25㎜サイズの缶バッジだけで、10個つくった時に39円×10個=390円の売上です。
これは確かに手間を考えると利益は全然でないのですが、、、
俺は日本一安い缶バッジ屋さんをつくった。しかも10個から受け付けてるなんて日本一お客さんに優しいスタンスじゃないか☆彡
という感覚になれたのです。
自分の生み出したREALIZE-NETというサービスは日本一安くてしかも日本一お客様に優しいサービス。
と思えることがなんだかものすごいことをやってる気持ちになれたのでした。
この自分のサービスが日本一だと思え自信を持てたということが今ではすごく重要だったと思います。
何かの部分でそのサービスの強みに磨きをかけ自信を持てることの効果
商売をやったこともない人間が営業のノウハウもないままに人に自分のサービスを売り込む、なんて普通に考えるとやはり難しいものだと思います。
ただ、例えば日常生活の中で自分が本当にいいものだと思えるものは売り込みではなく、自然と人におすすめしたりはできますよね?
このサービスは日本一のはずだ
と思えたことで
缶バッジが欲しい人がこのサービスを知ってくれたら注文をもらえるのではないか
という考え方になり、WEBサイトの宣伝をする際にもかなり自信をもっておすすめする大きな後押しとなったことは間違いありません。
だから、売上たった390円の手間の方が大きくかかる注文でも受けちゃう自分のスタンスというものに誇りをもって宣伝することができたように思います。
法人になって人件費もかかるようになった今でもリアライズは10個から製造を受け付けています。
創業当時勝手に自分はチャンピオンだと思わせてくれた「小ロット対応でお客様に優しい」というスタンスを忘れない為に、です。
何かのチャンピンにはどうやってなるのか
ただ簡単に日本一●●なという状況をどのようにつくるのか、ここが重要です。
だからまずは何だったら一番になれるか、目指せそうかというのを考えてみることが大事なのですが、実は商売においてチャンピオンのなり方はとても簡単です。
例えば、陸上の100メートル走という競技チャンピオンになるには純粋でタイムで1位になるしかありません。
当時僕は日本一安い価格設定をしましたがこれも限界があります。価格という定量的な尺度でしか勝負の余地がありません。
でも、例えば道行く人に「日本一の八百屋は?」とたずねたらどんな答えが返ってくるでしょうか?
きっと人それぞれに様々な答えが返ってくると思います。
何故か。
商売においての日本一というのは答える人の主観によって様々に変わるからです。
売上高日本一はもちろんすぐにはなれません。
でも日本一お客様に優しいというスタンスは定量的ではないがゆえにもしかしたら今日にでもなれるかもしれませんよね。
日本一元気に挨拶するお店、日本一梱包がキレイなお店、日本一お客様に感謝の気持ちを伝えるお店・・・・。
今日にでも日本一になれる要素って案外たくさんあるはずです。
日本一でなくても「●●地区で一番○○なお店」とかでもいいと思います。
リアライズでは”あなたにとっての日本一になる”という考え方を創業当初から運営方針として徹底しています。
大事なことは自分のサービスに自信がもてて、臆面なく人にすすめられるようになること、なんですよね。
こう考えるとチャンピオンの可能性はたくさん転がっているはず。
だからまず商売を始めたら、何かのチャンピオンを目指しましょう。
目指すというか設定すると言った方がいいかもしれません。
それが必ずのちの営業活動をしやすく、成果を生み出しやすいという良い結果をもたらしてくれるはずです。
露出が出来れば注文をくれるはず、だって日本一安くて日本一お客様に優しいんだから・・・。
そんな思いでネット掲示板に死ぬほど書き込みをしまくった結果2009年春以降月に数件ずつ順調に注文をもらえるようになってきました。
ここからの怒涛の日々はまた次の更新で!
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