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こんばんは。
農作物と向き合っている時間には、頭をスッキリさせる坐禅と同じ効果があると感じているコマリストです。
今日は『空っぽにはできないけれど』というテーマで書いていきたいと思います。
35,000回。
これは、人間が1日に決断を下している回数だと言われています。
#小さな決断
#多すぎる
情報量の少ない環境でこの回数の決断をしているのであれば、脳への負担は大したことないと思います。
ところが、現代は触れることが出来る情報の量がほぼ無限にあるので、その中から必要な情報を選び取るだけで、ものすごい労力です。
そんな情報量の中で生きていたら、ひとつのことだけを考えている時間はほぼ皆無で、複数のことを同時に考えていることが多くなります。
#頭の中
#グチャグチャ
ところが人間の脳はマルチタスクに対応していないので、かかっている負荷は絶望的に多いわけです。
#女性の脳なら何とか
#私には無理
今日は、他ごとを考える必要が無い時間や環境を用意することで、頭を休ませると良いよね〜というお話です。
単純に、頭が疲れてるのかもですね笑
頭を空っぽに
ちょうど6年前の夏に、坐禅ができる寺を探して、初めての坐禅を経験しました。
全くの初心者だったので、所作を1から丁寧に指導して頂き、オロオロしながら何とかついていったのが懐かしい。
#足が痺れて
#立てなかった
当時は、MBAの同級生を誘って、数名で最寄りの駅から徒歩で寺へ向かい、坐禅の後は飲み会という煩悩の塊のような楽しみ方をしていました笑
#目的は
#坐禅のはず
飲み会の話は置いておいて、坐禅を組む時に住職さんから言われて驚いたのは「頭の中を空っぽにするのは不可能です」というもの。
坐禅と言えば、
「頭を空っぽにして、雑念を追い払う」みたいなイメージがありました。
#同じイメージの人
#いるよね
ところが、いくら頭を空にしようとしても、次から次へと余計なことを考えてしまうので、空にするとかムリゲーじゃね?と感じていたところに住職さんから投げられたのがさっきの言葉。
曰く、
頭を空っぽにするのは、修行積んだ住職でも不可能。何か一つのことだけを集中して考えるようにするのが良い。
頭を空にしようとすればするほど、心配ごとや不安みたいなものが襲ってきます。
#私だけかな
これを払拭する方法としては、自分の呼吸に集中したり、畳や障子の模様を集中して数えるのが良いらしい。
実際、10秒で吸って15秒で吐くと決めて、ゆっくり目を閉じて呼吸に意識ながらカウントすると、ほかごとを考えなくなります。
#歩きながらでもできる
#寝る前がオススメ
初めての坐禅で、そんなことを教えてもらい、何となく分かったようなつもりになった私は、調子に乗って第2回を直ぐに計画して知ったかぶり坐禅会をやっていました笑
その後、坐禅会には行きたいと思いつつも行けて無いので、思い出したのを機に、近々行こうかなと思っています。
農作業と坐禅
少し話が逸れましたが、最近本格的にスタートした農場での作業が、坐禅の感覚にめちゃめちゃ近かったんです。
これを感じたのは、『野菜の種植え』と『苗の植替え』でした。
私が運営している施設では、野菜を水耕栽培で育成しています。
ご存知の方もいるかもしれませんが、種を植える段階では1シート300株のウレタンマットに直径2ミリほどの種を植えていきます。
#小さすぎる
#これでも大きい方だけど
もちろん一度に1シートのみを対象に作業することはありません。
前回作業した時は4時間以上かけて18シート分の種を植えました。
2ミリの種を5000粒以上小さな穴に入れて、ピンセットでひたすら押し込んでいく。
#罰ゲーム
#一人でやる量じゃない
この作業をしている間、何か別のことを考える余裕があるか?
答えはもちろんNOです笑
ただひたすら、目の前の小さな小さな粒と格闘する。
#最初の30分
#イライラして死にそうだった
数時間に亘って作業に没頭していると、頭の中はスッキリを通り越して空っぽに近い状態になります。
苗の植替えもこれと似たようなもので、300株が植えられた2cm角の立方体をひとつずつ切り離し、水耕栽培用のタワーに植えていく。
もちろんほかごとを考える余裕など無い。
このように、農作業は俗世から思考を切り離す最高のツールだと言えます。
若者の就農が増えているという話を耳にしますが、もしかしたら情報過多の生活に疲れて、農作業という断捨離ツールを求めているのかもしれない。
そして、もしもこれが真実だとしたら、今の私は、余計な思考から開放された修行僧に近いかもしれません笑
#出家はしないけど
#坊主は嫌なの
煩悩だけは消えないんですけどね〜💦
頭をクリアにしたいそこのあなた!
手伝いに来てくれてもいいですよ♪
じゃ、またね〜!