年越しそばが教えてくれたこと〈37/1000〉
【ラジオ体操342日目】
『ニコチンレス生活63日目』
こんばんは。
年に一度のビッグイベントである「年越し」が終わってしまったので、少し寂しい気持ちになっているコマリストです。
今日は『売り切れた年越しそばとマーケティング』というテーマで書いていきたいと思います。
いつまでも年末気分でいてはいけないという気持ちもありつつ、年末を引きずっていたいので、年越しそばを主役にしてみます。
皆さんは、年越しそばを食べたでしょうか?
私は、BBQをしながらカップそばを食べたのですが、雪が降る中で外で食べる年越しそばは格別です。
このそば、大型スーパーで購入したんですが、この買い出しで面白い出来事に遭遇しました。
今日は、売り場から消えた年越しそばを見て感じたマーケティングの本質についてのお話です。
ネタみたいな話なので、今日も気楽に覗き見していって下さい。
消えた年越しそば
さて、BBQの買い出しでどんな面白い出来事が起こっていたのか。
驚くようなことでもないんですが、普段はカゴいっぱいになっているカップそば(緑のたぬきと紺のきつね )が空っぽになっていたんです。
年越しそばとしてのニーズがあることは店も把握しているので、いつも以上に仕入れたはずです。
それでも私が買い出しに行った15時くらいには売り切れていたので、1年で売れる分が全て売れたんじゃないかというレベルだと思います。
さらにこの状況を面白くしていたのは、スーパーが用意したお湯を注ぐだけで出来る「年越しそば」という商品がほとんど売れてなかったこと。
#機能は同じ
#味も差はないはず
これがマーケティングの役割だと言われています。
全ての基本であり、究極の本質。
今回のケースで言えば、”年越し”というビッグイベントに合わせて、「年越しそばが欲しい」というお客さんが殺到する。
この状態に対して、特設売場を用意して『年越しそば』を並べるのがマーケティングになる。
で、東洋水産の商品は売り切れてノンブランドの「年越しそば」は売れ残った。
マーケティングとブランディングの縮図が目の前で展開されているのを目にして、2021年最後の学びを得た気がしたわけです。
買い出しに集中していなかったことをバラしてますね(笑)
マーケティング後進国?
さて、ここまでマーケティングとブランディングの見本市みたいな買い出しの話を書いてきました。
ところで、日本がマーケティング後進国と言われているのはご存知でしょうか。
そもそもマーケティングの発祥はアメリカであり、現代の日本で使われている手法の多くは、5年近く遅れているみたいです。
最新の手法についての文献は日本にも流通していますが、和訳されていないので一部の人にしか知られていません。
もちろん大手企業はちゃんと読み込んで自社の販売戦略に活かしていますが、消費者側が追いついていない。
最新手法使うためには顧客側の教育が必要になるので、効果はまだまだ薄い。
発展途上国でのマーケティングと日本のマーケティングは大差ないと言われています。
年越しそばが売り場から消えたり、コロナでマスクが消えたりなんていうシーンを見ていると、昭和からあまり変わって無いんだろうなと思います。
ただ、そんな分かりやすい感じがとてもしっくりくるし、人間らしくて良いなと思ったりします。
どんなすごいプロモーションを仕掛けるよりも、昔からある風習に合わせて丁寧に売った方が売れる。
日本がこんな国で良かったなと思います。
どれだけインターネットが進化しても、人の心はあまり変わらないんだろうなと暖かい気持ちになります。
これからも、最新のマーケティング手法にアンテナを立てつつ、日常の風景から売り場の最前線で起きている現実からも学んで、発信していこうと思います。
たまにでいいから見に来て下さいね〜。
ではでは、素敵な一年を!
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