本質的自立のために<287/1000>
【ラジオ体操590日目】
『ニコチンレス生活311日目』
こんにちは。
人が選ばないものを選ぶのが好きで、「Don't Touch!」と書かれた蛍光色のド派手なTシャツを着ていたら、指を差されて笑われたことがあるコマリストです。
今日は『私に欠けているもの』というテーマで書いていきたいと思います。
あなたに足りないものは何ですか?
こんな質問をされて、即答できる人はかなり少ないと思います。
とはいえ、少し考える時間を与えられると、足りないものを無限に思いついてしまうという人も実はたくさんいますよね。
#日本人らしい
足りないものに目を向けるのではなく、
持っているものに目を向けた方が人生が豊かになる。
こんなことも、言われていますが、持っているものよりも足りないものに目が行きがちなのが私達ではないでしょうか。
#少なくとも
#私は
今日は、ずっと目を逸らし続けてきたものを、正面から見つめる覚悟が出来たかもしれないというお話です。
都合の悪い情報は、入ってこなくなっているものなんですよね~。
課された宿題
つい最近、私自身に足りていないものを強く意識させられる出来事がありました。
きっかけは、数日前に書いた『反省文』
この反省文を書くことになったきっかけとなる『宿題』について、N氏から解説がありました。
この解説を聞く中で、私には存在しない”あるもの”を認識し、これが圧倒的に足りていないものだということに気が付いたんです。
宿題の内容は、実在する会社の決算書を5期分分析し、会社としての問題を抽出。さらに、その問題に対してどんな数字を追いかけ、どんな手を打つのかということを各自でつくっていくというもの。
もしもMBAの同期がこの記事を読んでいたら、『俺にもやらせろ!』と言われそうな宿題です笑
#ご飯行こう
でね、この宿題に正面から向き合うことをしなかったということについては、反省文としてしっかり書いているので省略しますが、この宿題の解説で私には到底提案できない内容が示されたんです。
会社としての問題点の抽出部分までは、大きなズレが無く、納得の結果でした。
ただ、この問題に対するアプローチが、私とは180°違うものだったんです。
コマリストに足りないもの
私は、組織の問題は、その根本的な原因にたどり着くことさえできれば、解決したも同然だと信じてきました。
けれど、そうではないかもしれないということを、N氏の解説を聞いていて感じざるを得なかった。
#衝撃の事実
私の基本スタイルは、
【根本的な問題を見つけ出したら、これを排除する方法を考える】という感じです。
例えば、車の鍵穴周りに傷がついてしまうことで資産価値が下がるという問題が発生していた場合。
鍵穴周りを保護したり、鍵よりも硬い素材を鍵穴周りに使用するなどの改善策ではなく、鍵を挿さなくても良い方法を考えるということ。
最近増えてきたスマートキーみたいなものを提案すると言うと、イメージしやすいでしょうか。
これに対して、N氏が解説した内容は、
【過去のボタンの掛け違いを丁寧に紐解き、ボタンを正しく止め直す】というやり方でした。
先ほどの鍵穴の傷を例にすると、鍵穴に傷をつけてしまうケースを全て洗い出し、それぞれのケースについて発生する確率を数値化する。
発生確率の高いものをピックアップし、この確率を下げるために必要な具体的行動を提示する。
仮に確率を10%下げることが出来たら、資産価値が下がる速度がどのくらいになり、20%下げることが出来たらどのくらいになるのかということを明示して、その実現に必要なアクションを提案する。
伝わってますかね。。
超・超丁寧に、傷をつけている本人の行動を解説して、どのくらい変化させたら、どのくらい効果があるのかということを丁寧に見せる。
本人が、これならできそうだと思えるところまで、状況を因数分解して、本人から行動できるように促すという感じ。
一言で言えば、
コマリストは、『短期的でスタイリッシュ』
N氏は『本質的で地味』
決してN氏をディスっているわけではありません!!
業績が落ちている中小企業の経営者が、自ら行動するためにはN氏のやり方でないとうまくいかないと思うんです。
しかも、本質的なので、再現性があって、N氏が会社から離れたとしても継続的に機能して、上手くいく内容になっている。
私は、すぐに効果が出るものばかり追い求めてきた結果、表面的な提案になっているということに気づかされました。
#反省
N氏の優しさ
講義終了後に、N氏に「私だったらこんな提案をしてしまうかもしれないが、どう思うか」と質問をしてみました。
すると、返ってきた答えは、
「コンサルタントが考えたやり方のほうが、効果が出るということはよくあることなので、それで良いと思いますよ。」というものでした。
とても丁寧な言葉を使って返してくれましたが、この言葉は、支援する側として、あるべき姿勢を考えさせられるものでした。
そうなんです。私の提案内容は【コンサルタントが考えたやり方】に過ぎないんです。
もしも自分が経営者だったとして、この提案を聞いた時にどう感じるか。
もしかしたら、
”何で、他人からやり方を指示されなきゃいけないんだ”と感じるかもしれません。
もしかしたら、
”この人がそう言うなら、言われた通りやってみよう”と感じるかもしれません。
けれど、このどちらであったとしても、良くない結果になることは想像に易い。
前者の場合、提案した内容は反故にされ、経営者からの信頼を失います。
後者の場合、上手くいかなかったら信頼を失うし、上手くいったとしても、経営者に主体性がない状態なので、次は何をすればいいのかと指示を仰ぐ状態になってしまいます。
N氏はとても優しい方なので、「正解があるわけじゃないから」と伝えてくれました。
ですが、少なくとも私の提案している内容は『不正解だった』と感じました。
優しすぎるN氏に甘えるのではなく、今の私に足りないものをしっかりと自覚し、『相手が自発的に行動するための提案』が出来るようにならなければいけない。
私に足りないもの。
これから、もっとたくさん見つかりそうなので、N氏からフィードバックをもらいながら、少しでも成長できるように頑張ります!!
じゃ、またね~!