ストリートで磨け!
【ラジオ体操40日目】
こんばんは。
営業力を身に付けるためにはナンパするのが最も効率が良いという話を聞いたものの、おそらく一生声をかけることができ無いままの人生を過ごすことになるできない営業マンのコマリストです。
今日は『ストリートで実践する』というテーマで書いていきたいと思います。
私は、20歳まで本当に人見知りでした。初対面の人と話をするのがものすごくストレスで、大人数での飲み会なんかもできるだけ端っこに座って、煙草を吸いながら少し不機嫌そうにやり過ごしていたのです。
そんな自分を少しでも変えることができたらと、1年かけて心理学を学んだり、コミュニケーションに関する書籍を読み漁ったりと、色々試してみたものの、劇的な変化はありませんでした。
あれから〇年。本音を言えば、今でも引きこもって読書にふけったり、アニメや映画を鑑賞して過ごしたいという欲求はあります。
#ニートってステキ
けれど、周りの人に私が人見知りであることを伝えても、誰一人として信じてくれないくらいのレベルには、会話ができる人になりました。
何が私を変えたのか?
この答えは明確で、”いろんな人に出会って、会話をしなければいけない環境を無理やり作り続けたこと”が100%人見知りには見えないコマリストを作ったのです。
どれだけ知識を学んでも、何一つとして変化しなかった私を変えたのは”ストリートでの実践”です。
知識は防御力をあげますが、攻撃力をあげてはくれません。攻撃力を上げるには、実践でボロボロにされながら経験値を積み上げるしかないということですね。
知識の脆さ
実は、私は知識欲が非常に旺盛です。知識さえあれば、何とでもなると本気で思っていたことがあるほどの知識モンスターでした。
そして、この傾向は今でも払拭しきれずに残っていて、大事な場面では知識に頼ろうとする側面があります。
これは、つい先日のこと。
何の準備もしていなかった私が、いきなり10数人の前で実践的なスキルを披露させられるという場面に遭遇しました。
事前に知らされていれば、何かしらの対策を練ることもできたなんて言い訳は一切できないぶっつけ本番の緊張した場面。
正直、何を見せることができたのかも思い出せないほどに、ひどい結果となりました。
その実践を終えて、少し冷静になった時には、『こんな対応もできた』とか『こんな提案もあった』といった反省点が山ほど浮かんできましたが、後の祭りです。
この経験から私が学んだのは、
『知識がいかに脆い存在であるか』ということ。
知識とは武器である。
この期に及んで、少なからずそう思っていた私の甘さは一気に書き換えられました。
知識とは武器ではなく、防具である。
実践の場において武器としての能力を発揮するのは、知識なんかじゃなくて現場でたたき上げられた応用力と経験値。
もちろん、準備という工程を踏めば、防具も武器として使えることはあると思います。けれど、そんなものはしょせん付け焼刃に過ぎず、咄嗟の時に出せるものでなければ本物の武器とは呼べないことを痛感した瞬間だったのです。
ストリートで試す
知識が武器にならないことを思い知った私は、気を取り直してストリートで磨くことを決意しました。
まさしく今日。前回できなかったことを、実践の場で活用することを決意して、リベンジ戦に挑んできました。
その結果、新たな発見と学びが驚くほどあったのです。
リベンジに成功したのかと聞かれると、正直微妙です。むしろ未熟であることを思い知らされたという結果でした。
けれど、出し惜しみをすることなく、全てをぶつけることはできました。そして、新たな可能性のヒントを見つけたのと同時に、用いた手法の限界点を知ることができました。
まだまだ、改善の余地はある。というか、改善の余地しかない。
今日の実践を通して、私に残ったのは”できなかったことへの後悔”ではなく、”次につながる気づき”だったのです。
そして、これを繰り返していくことで、間違いなく武器と呼べるものに仕上がるという希望を持つことができました。
ストリートで試す。
知識を学ぶことの何倍も、実践で使える学びと気づきを得られるし、未熟さを痛感することができます。
まとめ
今日は『ストリートで実践する』というテーマで、知識がいかに脆く、実践的ではないということを私自身の体験に基づいて書いてきました。
読書、動画、セミナーなどなど、『知識』を得ることができる機会は数年前と比較してもびっくりするほど増えました。
その結果、知識があることは正義というような風潮すらあるような気がします。
けれど、どれだけ知識を身に付けたところで、実践で使える武器になることは無いのかもしれないなと思っています。
どれだけ堅牢に守りを固めたとしても、武器が無ければ”勝つ”ことはできません。盾や鎧を、どんなに頑丈にしたところで刀や弓、銃が無ければ相手には刺さらないんです。
最初は竹槍でもいい。勝率は低いが、勝てることもある。
そして、とにかく実践の場でたたき上げることで武器のレベルを上げていき、銃や大砲にまで仕上げた時には、勝てる相手も多くなっているはずです。
知識を得ることで、強くなった気分を味わいたいならそれでも構いませんが、先行きが全く分からない時代に生きていかなければならない私たちは、勝てる武器を手に入れる必要があります。
勝てる武器は、ストリートでのみ手に入ります。私のように、強くなったという勘違いで叩きのめされないためにも、早い段階から実践の場で磨き上げていくことに力を入れてみて下さい。
挫折の数だけあなたの武器は磨かれて、多くの勝利と報酬をもたらしてくれることになります。
Just Do it!
じゃ、またね。