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自分を磨く他人<137/1000>
【ラジオ体操442日目】
『ニコチンレス生活163日目』
こんにちは。
一人では気づけない視点を得るためには、誰かと組んで仕事をするか、誰かに教えることを仕事にするしかないと教えてもらったコマリストです。
今日は『自分には無い視点の質問が思考を深くする』というテーマで書いていきたいと思います。
自分の仕事は完璧だ!
こんな風に考えている人はそこまで多くは無いと思いますが、誰かに自分のやった仕事について指摘をされるとついつい反論したくなるという人は多いと思います。
#特に男性に多いらしい
#男女差別ではなく傾向の話
私はまさしくこのタイプでした。
一切の妥協をせず、自分の中で100点に近い仕事を毎回する。これを心がけているし、この考え方自体は悪いものではないと思います。
ただし、その仕事を誰かが見た時、”良かれと思って”指摘をくれているはずなのに、その指摘は的を得ていないとか、指摘内容が間違っているなんて言葉を返してしまう。
これでは、指摘してくれた相手としては、気分悪いですよね。
今日は、自分の仕事の質を上げたり、新たな気づきを得るためには第三者の視点が欠かせないよねという当たり前の話です。
素直になりたくてもなかなか素直になれないコマリストのような方に読んでもらいたいなと思います。
その視点はなかった
昨日のこと。
私が社内改革に協力させて頂いている企業の担当者から連絡がありました。
この会社さんは、銀行からの打診をきっかけに、SDGs経営の導入を活用した社内改革を検討していたところ、たまたまコマリストに白羽の矢が当たったという関係です。
役員メンバーとの数回にわたる面談と、打ち合わせを重ねた上で、つい先日プロジェクトメンバーを発足させました。
役員主導ではなく、社員主導の社内改革の実現を果たすためのこのプロジェクトは、社員の理解と協力が必要不可欠です。
ということで、先週実施された『経営方針発表会』の後に、第0回として社員向け勉強会という名の研修を実施させて頂きました。
そして、いよいよ本日から6か月間に亘るプロジェクトがスタートします。
#ドキドキする
#楽しみで仕方がない
こんな状況で、昨日プロジェクトのリーダーを務める方からこんな連絡が入ったんです。
明日を含め、今後のミーティングについて、議事録的なものを作って毎回残していきたいと考えています。議事録の形式はどのようなものが良いと思われますか?
この質問、面白い質問してくるなと思いつつ、どう答えるのが正しいのか非常に迷いました。
議事録を残そうと考えたことは素晴らしいことだけど、ミーティング形式でプロジェクトが進んでいくことを知っているので、議事録を残そうと思うこと自体は普通なのかもしれません。
けれど、『どんな形式の議事録が良いのか』ということは、私自身考えたことが無かった。
この質問が来たことで、あらためて『議事録の在り方』について考えさせられたのです。
#考えたこともない視点
#人って面白い
この質問への回答はいくつかのパターンがあると思います。
・既存の社内フォーマットで良い
・議事録を作成する必要はない
・どんな方式でもいいから考えてみて
よくある回答としてはこんな感じでしょうか。これらの回答は、私もすぐに思いつきました。
けれど、何となくしっくりこなかったんです。
これらの回答は、相手の不安な気持ちに寄り添っていないというか、質問をしてきた意図を汲み取り切れていない回答であるような気がした。
議事録の様式について、こんなに考えたことなど一度もありません。
あらためて、誰かと仕事をしたり、誰かに教えるということはこちらの学びになるなと感じた瞬間でした。
コマリストの回答
おいおい、結局質問にはどうやって返したんだよ。
気になっているという方もいるかもしれませんね。期待してくれてありがとうございます。
その内容は、企業秘密です!
なんてことは言いません。コンサルタント不要論を標榜する私としては、全て公開するのがモットーなのですw
私の回答を一言で言えば、
『作成した議事録の利用目的について考えてみて下さい』というもの。
具体的には、
+-+-+-+-+-+-+-+-
もしも、この議事録が社内の記録として残すだけという場合。
①参加者
②ミーティング日時
③今回のテーマ
④決定事項
⑤次回スケジュール
⑥次回テーマ
これくらいの情報が網羅されていれば十分です。これだけあれば、あとから見る人が欲しい情報は揃っているから。
記録として残してあるものを参考に見る人は、「いつ頃、誰がどんな内容で話し合って、何を決めたのか」が知りたいわけで、どんな意見が出て、どんな議論がなされたのかについては必要ではないはずです。
その他の利用目的として、
1.議事録を参考にして、グループ会社でプロジェクトを実施する
2.意見をまとめて、次回までに再考する
3.社員の評価に活用する
こういった目的がある場合には、先ほどの①~⑥に加えて、誰がどんな意見を出して、どんな議論がなされたのかを記録する必要がある。
また、この場合は、会議内容を録音することに加えて、議事録作成者を毎回指名して、進行役と議事録作成者を分ける。
+-+-+-+-+-+-+-+-
質問への回答としては、これだけ具体的な内容を、全て伝えました。
ちなみに、フォーマットみたいなものはお渡ししていません。
それをしてしまうと、リーダーが自分で目的を考えて作成するという成長の機会を奪ってしまうから。
と、私が想定していなかった質問に対して、こんな偉そうな感じの回答をしたわけですが、これが正解だというつもりはありません。
もっともっと、素晴らしい答えや対応があるに違いないと思っています。
#昔はこんな風に思えなかった
ただ、今の私が出来る最高の回答がこれだったというだけ。
そして、普段から議事録というものに対してこれだけのことを考えているわけでもありません。
このプロジェクトに関わらせて頂き、教える側という立場を拝命したおかげで、自分自身の思考を拡げるチャンスを得ている。
やはり、一人で全てをこなすのではなく、自分以外の第三者と関わる中で、自分というものが磨かれていくんだなと感じています。
もっともっと成長するためにも、たくさんの人とご一緒出来たらありがたいなと思います。
そのためにも、もっと素直さを磨いていこうと思いまーす。
じゃ、またね!