見出し画像

カッコ良いよりカッコ悪い

【ラジオ体操5日目】

こんばんは。
サプライズを計画しても、準備段階で誰かに話したくなってしまうので、まともにサプライズを成功させたことが無いコマリストです。


A(C)

いきなり何の暗号ですか?
と言われそうですね。

これは私が大学院(MBA)に入って一番最初に講義を担当して頂いた教授が話してくれたもので、今になって"深いなぁ"と思ったので皆さんにも共有したいと思っています。

この記号の読み方は、
「えーかっこしー」

そのままやんけ!
と思った方、正解です!

関西圏の方なら、読み方をお伝えしただけでピンときたかもしれません。
標準語で言うと、「見せかけの良い恰好をしたがる人」という感じでしょうか。

大学に通ったことのある方であれば、ご存知かもしれませんが、大学の成績は「A評価」~「E評価」になっているところが多いです。
たまに、「F(不可)評価」というものがあるらしいですが。。

C評価以上でないと単位をもらうことができないという評価の仕組みですね。思い出してきましたでしょうか?

で、冒頭の『A(C)』という言葉ですが、この言葉を教えてくれた教授は、いきなり画面にこの暗号を表示して、私たち学生に読み上げさせたんです。

そして一言。
私は、見せかけだけの人間には絶対にA評価をつけません。どれだけ取り繕うとも、必ず見抜きます。ただし、休まず講義に出れば必ずC評価はあげます。」

めちゃめちゃ潔い教授だなと思いました。
その上で、絶対この講義で"A評価"を取ると心に決めました。
#結果は想像に任せます

この教授の講義は、"名物講義”と言われるほど、本当に厳しくて、学びの多いものでした。

特に、講義後に毎回課される3,000字のレポートと最終講義後の10,000字のレポートはきつかった。。

でね、講義を受講している時は、ただ付いていくことに必死で、あまり深く考えることもなかったのですが、卒業して何年か経ってみて、あらためてこの教授が話していたことは深かったなと思っているわけです。

私自身がそうだったのですが、
"カッコ悪い姿"を人に見せたくない
という人って、結構多いと思います。

そして、この考えを持っていると"努力している自分"を見せたがらないし、
時には自分を取り繕ったり、知ったかぶりをしてしまったり、ビッグマウスになってしまったり、、
こんな経験がある人、多いんじゃないでしょうか?
#なーかーまー
#私だけだったらごめんなさい

これって、仕方ないことなのかなとも思っていたりもします。
だって、子供のころに見たあの主人公も、あのヒーローも、みんな"素晴らしい人格者"で"カッコいい存在"だったんだから。

けどね、少しだけ私自身が少しだけ成長してようやく気付いたんです。
カッコ悪いって、カッコいいじゃん!ってことに。

皆さんも想像してみて下さい。
自分が憧れているあの人や、キラキラして見えるあの人のことを。

今想像した"あの人"って、今でこそ成功していたり、有名になっていたり、夢を実現していたりすると思うんですが、苦しんでいた時期があったということを皆さんも知っていたりしませんか?

そして、”こんなに苦労したのに、努力してあんなに成功した”みたいなストーリーに心躍らせていたりしませんか?

少し前まで、私は評論家みたいな人間だったので、
こういったストーリーに対して「成功したから、昔話ができるだけだ」
「後付けで、何とでも言える」とか、思っていたんです。
#本当に性格が悪い

けれど、色々と技術的な進歩があって、「個人が発信できる時代」になってきた今だからこそ、考えを改める必要があるなと思ったんです。

それはなぜか?

昔の偉人みたいな人のことは一旦置いておくとして、現役で輝いている人や注目を集めている人に注目してみると昔とは明らかに違う傾向があるということに気づいたからです。

その傾向とは、
「"憧れ"の感情ではなく、"応援"に支えられている」というものです。

説明するまでもありませんが、この"応援"という好意はすでに成功している人に向けられるものではなく、挑戦している人に向けられるものです。

その挑戦が成功するか、失敗するかは分かりません。
けれど、応援している人はその結果を誰よりも知りたがっていて、その人の挑戦を自分に置き換えたりしながら応援しています。

成功の定義は人それぞれだと思いますが、一つの尺度として「お金」を持ち出した場合、応援してくれる人から資金を調達することができれば、その挑戦が失敗してもお金がある状態にはなれます。

成功=お金
と考えている人だったら、この時点で成功ですよね。

もちろん、それを単なる収入源にしてしまえば、応援してくれる人は減っていくと思います。けれど、次なる挑戦の資金として活用していると”発信”したらどうでしょう?

恐らく、多くの応援者たちは「自分たちが提供した資金が挑戦に使われている」ということに喜びを感じて、離れていかないと思います。
#一部の人は詐欺師と呼びます

このループを作り上げることで、永遠に挑戦を続けられますし、もっと大きな挑戦に挑むことができるようになります。

このループを作るためのプラットフォームを作ったのが、アルの「けんすうさん」で、これを『プロセスエコノミー』と名付けています。
#本当に天才ですね

ということで、長々と説明してしまいましたが、何が言いたいかというと、
『結果が出てから知ってもらう』
『結果が出てないから人に伝えない』
『結果が出てないのに、虚勢を張る』
個人が発信者になれる現代では、これらの行為が自分の成功だったり、夢の実現を遅らせてしまうことになるよね。ということです。

今、カッコ良くなくても良いし、カッコよく見せる必要もない。
むしろ、ボロボロになりながら頑張ってる、カッコ悪い姿にこそ応援者が集まって、一人ではたどり着けないところに連れて行ってくれる。

これからは、カッコ悪いほうがモテる時代!
A(C)じゃなくて、(E)がいいじゃん。
カッコ悪い自分をどんどんさらけ出して発信していきましょ。
丸裸で突撃していきましょ♪

ということで、本日のまとめです。
・名物講義
・現代の成功者
・A(C)より(E)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?