ファンの創造〈132/1000〉
【ラジオ体操437日目】
『ニコチンレス生活158日目』
おはようございます。
自分の書いた記事を久々に読んでみると、自分が何を書いたのか覚えていないものが沢山あって、多重人格を疑っているコマリストです。
今日は『メジャーデビューとコアファンは相性が悪い』というテーマで書いていきたいと思います。
昨日、自分自身が書いたnoteの記事を見ていて、”これでは勘違いを招いてしまう”と反省しています。
その記事がこちら↓
ファンを創るためには分かりやすいことが重要だというメッセージは良いとして、専門的であることを否定しているようにも読めてしまう。
これはまずいということで、自分の文章に自分で訂正を加えていきます。
#これができるのもnoteの魅力
今日は、シンプルであることと専門的であることを使い分けることが重要だというお話です。
シンプルを追求しすぎた結果、価格競争に巻き込まれてしまったという方は、少し考えて見て下さい。
シンプルが強いのは
さて、昨日の記事のどこがまずかったのか。
それは、ファンを創るためには『限定性・常習性・シンプル』の3要素が必須であるかのように見えてしまったから。
これが間違っているというわけではありませんが、3要素の全てが整っていることが求められるのは、ターゲットが”広く一般的な顧客”の場合だけ。
いわゆる”大衆受けが良い”というやつです。
こんなことってありませんか?
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デビュー前から知っていて、応援してきたバンドがメジャーデビューしたら好きではなくなった。
もちろん、メジャーデビューしちゃったから遠く離れてしまった気がするという理由もあると思います。
それよりも多いのは、新曲が大衆受けする曲ばかりになってしまったからというやつ。
メジャーデビュー前は、「自分たちの好きな音楽」を追求していることが多い。
#これを続けたくてインディーズのまま
#そんなバンドも好き
メジャーデビューする時にはスポンサーが付いて、「自分たちの好きな音楽よりも、多くの人に選ばれる音楽」が選択されやすい。
そして、このバンドの作る世界観が好きだったファンは、大衆受けする音楽に変わったことで好きではなくなった。
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大衆受けするものは、たしかに多くの人から選ばれます。
ただし、ひとつ大きな問題があります。
それは、ファンの熱量が低いということ。
これが商品・サービスである場合、すぐに価格競争が発生して『薄利多売』になる。
3要素のうち、誰が見ても分かりやすくシンプルであることは、より多くの人に低価格で選ばれる商品・サービスと相性が良い。
逆に言えば高額商品とは相性が悪いということです。
3要素のバランス
シンプルであることが、高額商品と相性が悪いということは理解して頂けたと思います。
こんなマイナーなものの場合、確かに買い手は多くありません。
けれど、買い手が見つかった時、その買取り価格は高額になる場合が多い。
この場合、買い手は「専門家」です。
めちゃめちゃマニアックな人が、マニアックな商品を高額で売買する。
これ、複雑性が高価格を生んでいるということになります。
ちなみに他の2要素についても同じようなことが起こります。
限定性については、その限定度が高ければ高いほど希少価値が上がるので高額化しやすい。
常習性については、低いほどレアな存在になるので、限定性と同じで希少価値が上がって高額化する。
ここまでの話を整理すると、
ファン化を図る際、重要となる3要素(限定性・常習性・シンプル)のバランスが価格を決定する。
商品・サービスの場合、ターゲットに応じて3要素のバランスを適切に調整することでファン化は加速する。
こんな感じです。
昨日の補足が出来ているでしょうか。。
ファンに支えられる商品・サービスを作りたいという場合、3要素とターゲットと価格について、ぜひ意識してみて下さい。
じゃ、またね!
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