作業を仕事に<502/1000>
【ラジオ体操803日目】
【ニコチンレス生活524日目】
こんにちは。
毎日同じことを延々と繰り返すような仕事には5分で飽きてしまうので、繰り返し作業を淡々とこなすことができる人を心から尊敬しているコマリストです。
今日は『作業を仕事に変える思考を持つ』というテーマで書いていきたいと思います。
0から1を生み出すのが得意な人
1を10にするのが得意な人
10を100にするのが得意な人
100を維持するのが得意な人
現代社会にはこの4種類の人が存在していて、どの人もそれぞれに持っている役割が異なるというだけで、間違いなく必要な存在です。
#優劣はない
飛び交っている情報を見ていると、どうしても0→1の人や10→100の人が注目されがちなので、この層に憧れを抱くという人も多いはずです。
かくいう私も0→1の人に憧れて、ビジネスの世界に入ったは良いものの、基本的にセンスがないので0→1には向いていないということが最近になって分かったタイプ。
#向いてないって
#しんどいよね
本業が1→10 や10→100の支援なので、ある意味では適材適所なのかもしれませんが、いつかは0→1を成し遂げたいという欲求が消えることはありません。。
#いつかはいつくるのか
今日は、絶対に無くすことができないけれど誰でもできるような作業を、高い価値のある仕事に昇華させるという視点を持つことの重要性についてのお話です。
この視点があれば、もっと企業で活躍できたかもしれないと今更ながら感じています。
業務における仕事と作業
日本の会社で働いていると、当たり前のように耳にする言葉として『KAIZEN』というものがあります。
これは、トヨタを生みの親とする日本の製造業における価値向上のための企業活動であり、KAIZENによって生み出されるのは、無駄の排除による効率化や、安全性の向上、コスト削減など企業のとって欠かすことができないものばかりです。
#日本企業の強いところ
#トヨタ生産方式
世界的に通用する常套句として認知されるようになったため、あえてKAIZENとアルファベット表記にしていますが、「改善」という漢字表記の者と基本的には同じです。
以前にも記事として書いたことがありますが、KAIZENの入り口として用いられるツールに『ECRSの原則』というものがあります。
これは、既存作業の効率化を図る際に、「無くせないか」「結合できないか」「順序の入れ替えはできないか」「簡素化できないか」という視点で作業の見直しを行うものです。
#詳しくは
#過去記事をどうぞ
こういった考え方は日本企業の得意とするところであり、日々職場で時間をかけて行っている業務を「仕事」と「作業」に分類し、作業の時間を少なくして仕事の時間を増やすことに心血を注いでいます。
企業において、仕事の時間が増えて作業の時間が減ることは、売上や利益に直結するため、これを追求するのは自然の流れとも言えます。
#改善コンサルタントとかいるよね
ところが、作業というのはどれだけ努力しても完全になくすことは出来ません。
むしろ、作業を無くすことで信頼を失ってしまうということもあるので、削るにも限界があるというのが「作業」が持つ特性の一つです。
そして、この作業を無くすのでなく、むしろ増やしつつも仕事に昇華させるという考え方があるということを今日学ばされました。
作業を仕事に
作業の時間を増やしつつ、作業そのものを仕事にするとはどういうことなのか?
これ、すでに実践している企業がたくさんあって、例を挙げると納得できるものばかりです。
例えば、世界的に有名になった日本の新幹線の清掃員。
乗客が降車した後に、新幹線を清掃するという行為は、現状復旧作業という名前が示す通り、「作業」に分類される業務です。
ところが、日本の新幹線では、圧倒的なチームワークと極限まで効率化された動きによって、芸術の領域にまで追求した清掃作業を実現しているため、これが世界的に評価されることとなり、この清掃員を見るためだけに観光客が訪れたり、新幹線を利用したいという人が生まれたりしています。
#動画で見てみると
#洗練されすぎてる
新幹線にとっての収益源は、間違いなく乗車運賃です。
清掃という一見すると集客には関係なさそうな作業が、新たな乗客を呼び込む集客装置として機能しているため、「価値を生み出す装置」へと昇華し、作業が仕事になっています。
こういった事例は他にもたくさんあります。
マグロの解体ショーやディズニーランドの清掃員によるパフォーマンス、旅館の女将さんの所作なんかも作業を仕事に昇華させている事例です。
#あなたの会社には
#ありますか
作業の時間をいかに減らすことができるかという視点で、コストカッターのように効率重視の視点で物事を見ることももちろん重要です。
ですが、どうせ削れない作業なら、仕事に昇華させることは出来ないかという視点を持つと、商品・サービスの価値は1回りも2回りも大きくなるかもしれません。
これは、会社員時代の私には持つことができなかった視点であり、鴨頭さんに教えて頂いた私自身の本日の学びです。
自分の言葉にすることで、腹堕ちさせ、活用できる状態にすることを目的に書いているので、鴨頭さんの話とは違う事例を入れています。
ということで、解釈が違ったら申し訳ないです。
その視点ありかも!と思ってくれたそこのあなた。
自分の会社に導入してみて下さい。
じゃ、またね~!