君に決めた!
【ラジオ体操96日目】
こんばんは。
お願いされるとNOということができない性格なので、やりたくもないことを我慢して引き受けてしまうことが多いコマリストです。
今日は『決断』というテーマで書いていきたいと思います。
先日、私自身が割と大きめの決断を迫られているということについて書いてきました。
その回答期限が昨日だったので、なかなかに迷ったけれど、しっかりと決断を下しました。
回答としては、NOと言えない日本人であるコマリストが、普段だったら引き受けるところを、”お断りした”んです。
この結論に至るまでに考えたことや、なぜ今回はNOということができたのかということについて残しておきたいと思います。
今回の決断
まずは、今回わたしがどんな決断を迫られていたのかということについて、振り返ってみたいと思います。
4月27日 3月中旬からサポートさせて頂いていた大阪のとある場所でのお仕事が最終日を迎えました。
前回のnoteにも書いていますが、ここでの仕事は大阪の特定エリアで会社を経営されている方々の相談を受けて、アドバイスするというものです。
私の住んでいるところから片道3時間かけて、この場所まで行き、全8回で30名強の経営者様の相談に対応してきました。
もともと、4月末までとお願いされていたということもあり、期間が短い中で一つでも何かを持ち帰って頂けるように、”出し惜しみしないこと”を自分自身に課して実施してきました。
なので、最終日は”やり切った感”みたいなものをすでに感じている状態でした。
で、この日の午後に行政担当者が私のところへやってきました。
訪問の目的は、『お疲れさまでした』という言葉をかけることではなく、『継続してもらえないか?』ということを打診することでした。
担当者曰く、
相談に来られた経営者様、運営スタッフの全員が継続を望んでいるという状態だということ。
正直、この打診と理由については嬉しいと感じました。誰かに必要として頂けることはやっぱり嬉しいもんですよね。
けどね、色々と思うところがあって、この日の回答は待ってもらったんです。
継続するのか、断るのか。
これが今回、決断を迫られた内容です。
決断に至るまでに考えたこと
回答期限は4月30日。打診を受けた日から考える時間は3日ほどありました。
普段であれば、NOと言えないコマリストだし、何より運営は置いておくとしても、相談に来て下さった方から続投を求められているのはありがたいこと。こんな状況で、この期間に何を考えたのか。
実は、かなり色んなことを考え、信頼している方に相談したりもしました。
ざっくり書くと、
・コロナ禍で、新幹線+在来線に揺られて大阪へ行くのはどうなのか
・私自身は成長するのか
・継続することに対して”ワクワク”するのか
・今回の継続依頼は2か月間だが、継続性はあるのか
・創設者のK氏の考えにコマリストは共感できるか
・費用対効果(報酬以外も含めて)
・断ることで失うものはあるか
などなど。細かく分けるとこれ以外にもたくさんあります。
前回も書いたことですが、決断する上でのポイントはベクトルを誰に向けるのかということ。
ベクトルの向け先は、
①今のコマリストを求めてくれている相手
②将来のコマリストを含む自分自身
かなり迷って、当日に先方から連絡がある直前まで悩み続けていました。そして、最終的に下した結論は『自分自身にベクトルを向けること』でした。
#表面的にはそう見える
#実はもう少し深い
最後の決め手になったのは何だったのか。締め切り日当日の電話を含めて、決め手を残しておきます。
ファイナルアンサー
4月30日午後13:30 先方から、回答を求める電話連絡が入ります。
担『お忙しいところすみません。答えは決まりましたでしょうか?』
コマ「連絡遅くなり申し訳ありません。はい。今回はお断りさせて頂きます。」
担『え?それはファイナルアンサーですか?』
コマ「はい。」
担『一旦、聞かなかったことにして、追加条件をお話しさせて頂いていいですか?』
コマ「え、えぇ。」
担『コマリストさん自身の成長の幅を作るために、創設者のK氏とも相談して、相談内容に関する対応だけでなく、その後の事業全体のイノベーション部分にも関わってもらっていいと回答をもらってます。』
コマ「そうですか」
担『この条件ならどうですか?もう一度考えてもらえませんか?』
コマ「すみません。今回は、お断りさせて頂きます。」
ざっくり書くと、こんな感じのやり取りをしました。
もちろん、雑談もしているので、こんなドライなやり取りではないですし、今後も良好な関係を継続して下さいという打診も受けて終了しています。
では、何が決め手となったのか。
今回の結論を出す上での決め手は2つ。
❶コマリスト自身がワクワクしなかったこと
❷K氏のビジョンに共感できなかったこと
私は、これまでにも書いてきたように「優しい人間になること」と「挑戦者として立ち向かっていくこと」を決めています。
このうち、優しい人間になるという意味では、引き受けたほうが良いんじゃない?という考えもあると思います。
確かに、短期的には引き受けることで”優しい”状態を作ることはできます。この考えに対して、助言をくれたのはいつも支えてくれているコマさんでした。
助言と決め手
コマさんからの助言はこんな感じ。
「コマリストが、大阪に行かなくてもこっちにいる人で、助けを求めている人はたくさんいる」
「成長した先には、より多くの人を助けることができる」
私が、口先だけのしょーもない人間であった頃から、助言をくれて支えてくれたコマさんからの一言は、本当に大きかった。
目先の優しさではなく、長期的な視野でサポートできる人数を考えること。物事を俯瞰できていなかった私に対する助言としては適切なものでした。
この助言によって、1つ目の決め手が大きな意味を持つことになりました。
そして、2つ目の決め手について、
K氏に未来のビジョンについて質問をした時の回答に、私が共感できなかった。
ビジョンに関するK氏の回答は
「特に何も決めていないし、考えてもいない。求められることに応えていくことだけだ。これまでもそうやって拡大してきた」
一見、良いことを言っているようにも聞こえますが、私としては”目的地の無い船に乗って、受け身の姿勢で目の前のことに集中していく”という言葉に感じました。
これは、経営者としてどうなんでしょう?
今はうまくいっているかもしれないし、これからもうまくいくかもしれない。
けれど、うまくいくというのはK氏自身が食えるということであって、救うべき人達のことを考えられていないように感じたし、その先に何かがあるように思えなかった。
トップにいるK氏のビジョンに共感できないのに、関わり続けることはできないですよね。
これら2つが決め手となって、今回はお断りすることになりました。
まとめ
今日は『決断』というテーマで、つい最近私自身が決断を迫られていた仕事に関する打診について、どのように回答したのか、何を考えていたのかということについて書いてきました。
今回、ここにあえて残したいなと思ったのには理由があります。
普段は、本当にNOが言えない性格なので、今回の結論というのは私自身にとっても結構特別なものでした。
実は、これまでと異なる答えを導き出すことができたのは、note執筆を継続しているからというのが大きいんです。
自分自身が、何を迷っているのか、どんなことを考えているのか、メリットとデメリットはそれぞれどんなものがあるのか。
こんなことをnoteに"文字として"残していたことで、私が求めていることが明確になって、勢いや感情に流されることなく冷静に結論を導き出すことができた。
さらに、結論を出すところまで振り返りをしたことで分かったのは、断ったことで失ったのは、実は30万円程度の報酬だけだったということ。
#決して小さくない金額だとは思いますが
#得るものの方が大きかった
しかも、離れるという決断をしたことで、結局大阪で相談に乗った社長さん達から、個別に有料で相談したいと連絡が入っているので、この金額すら失っていないのかもしれません。
何を迷う必要があったのか、今となってはよくわかりませんが、一つ言えるのは、明確な判断基準が私の中にできたということ。
そして、それを私にもたらしたのは、コマさんという人物と、noteというプラットフォームでした。
#noteをすすめたのもコマさんでした
noteを書いて振り返り作業をするメリット。たくさんありますが、今回は本当に救われたという気持ちがあります。
一度も書いたことが無い”読む専”の皆様。
是非是非、このメリットを感じてみて下さい。
じゃ、またね!