ブラックバルン
僕は指をさす 君は祈りを捧げる 神を憎みだして かわいい虹を探している
もう気にしないでよ 絶望のまち かがやきでパツパツの真っ黒い風船に手を伸ばす 誰も知らない六月の国 旅に出る
季節のないまちで 花弁の白に血を注ぐ 唾をやり 育んでいる そんな詩をうたっている
もういいでしょう こんな積乱雲を抱きしめる いたいばかりのジュールと 綿飴にして分け合う 自由のかたまりになって クソくらえと変な踊りを踊るんだ
おなかがへったよ 季節の外れの雪が降ったよ 孤独を齧っては途方もない夢を見る
もう気にしないで 重力に逆らえない 暗闇の先から未だ見ぬ魂の引力に呼ばれている 誰も知らない六月の国 かがやきで爆発しそうな真っ黒い風船を見つける
ありふれてる夢を引きずって旅に出る