イノベーションと企業家精神
今日は、ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」についてのオンライン学習会でした。
この本は、訳者の一人である上田惇生氏をもってして、「ドラッカーの全著作の中でも本書こそが白眉であるとの呼び声が高い」と言わしめただけあってかなり学びも深く、実践的に考えることができます。
特に企業家精神について、「それは創造でもない」「それは仕事である」
イノベーションと企業家精神について、「意識的な努力が必要である」
と言い切っている点が印象深かったです。
また、シュンペーターの「創造的破壊」という言葉から、私は今までイノベーションについてかなり誤解をしていました。
ドラッカーによれば「イノベーションに成功するものは、小さく、しかもシンプルにスタートする」とあります。
実は何年か前に経営している事業のひとつをイノベーションと称してかなりの資源も投入して、失敗してしまったことがあります。
あまりにも戦力を集中し、そして大きく始めてしまったので、撤退が大変だったのです。今日の学習会では、大きく始めると失敗した時に痛手がおおきいこと、撤退が難しいと解説をいただいて、本当にその通りだと妙に納得してしまいました。
ドラッカー氏の本はほとんどすべて読んでいたはずなのに、自分ごとにとらえられていなかったことを大いに反省しました。
私は、仕事術のひとつとして、フィードバック手帳をつけているのですが、
ドラッカー氏のリアリスティックなところにとても共感しました。
久しぶりにドラッカーシリーズを読み込んでいきたいと思います。
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