その27:不安が溢れる社会で。
前回の続きを書いていたところだったんだけど、
今書きたいのはもっと違うことやなって思ったからここ数日で改めて考えたことありったけ書いちゃう。
現代の日本という国で生きてる限り、誰かと比較したり、あわよくば少しでも特別な存在でありたいと願ってしまう自分から逃げ切ることはできないと私は思ってる。
私は高校生の時に始めたボランティアをきっかけに社会と繋がるようになった。
学校の外に広がっている社会のことを知るのは、それまで敷かれたレールの上の"井の中"で生きていた私にとって、すごく面白くて毎日が新発見の連続だった。
悔しい気持ちもやりきれない思いも沢山したけどそれも全部含めて青春だった。
周りの人間や環境にも恵まれて(反面教師を含む)、涙が溢れるくらいの幸せを噛みしめる日々だった。
だけどその一方で、私の高校生活は常に、誰かとの比較や「誰にも負けたくない」「オンリーワンでありたい」という気持ちとの戦いだったとも言える。
人間関係の母数が一気に増えて、日々の生活に大きなやりがいを見つけた私の負けず嫌い体質の開花ぶりは凄まじかった。
しかも厄介なことに、そんな感情を表に出すのを好まなかった私はひとりで見えない架空の敵と戦い続けることになる。。
明確な目標や数値で表せるもので戦うのは楽だ。
テストの点数、偏差値、週間学習時間、50m走のタイム、いいねの数、、
全部こうすれば勝てるんだって答えが見えてる。だいたいの答えは検索すれば分かる。
でも、"オンリーワンになる"ってのは数値化できなくて勝ち負けが決まらない戦いなのだ。
なぜなら誰もがすでにオンリーワンだから。その人が何を好んで何をしようが、生まれた時からその人は唯一無二の存在なんだから。
そんな理屈、みんな頭の中ではとっくに理解してる。
小学校ではみんなが教室で"みんな違ってみんないい!!"って大きな声で歌ってた。
それでもとにかく私たちは、比べる。数値化する。肩書きを欲する。
"もともと特別なオンリーワン〜♪"
って歌いながら、いつまでもどこまでもそれを求めてしまう。
そうしないと落ち着かない生き物なんだ。というかそういう社会なんだ。
私もその社会で苦しんでる人のうちのひとり。
みんながみんな、完璧じゃない。不安。認められたい。愛されたい。
不安で自信がないから、目に見えるものをいっぱい身につけて自分を補いたくなる。ブランド物が欲しくなる。
自分自身こそ1番のブランドなのにね。
みんながもっともっと、自分のブランドに価値を感じられる社会だったらいいな。
みんながみんな不安で、それを補おうとするからこそ人間の魅力が輝くし、個性が生まれる。人と人だって不安があるから助け合える。愛し合える。
そう思ったら、
\ビバ不安!!!/
って感じじゃん!
不足しちゃってバンザイじゃん!!
これからもっともっと愛しい不安を見つけて大切に生かしていこう。
待ってました令和時代!
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