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ピンチはチャンス
私は笑えないくらいとにかく金がない。
バイト4つ掛け持ちしているのに金がない。
だが、金欠な時ほどなぜか人生わくわくしてくる。
お金がない=マイナス
なイメージをつけられがちだが、金欠こそ自分自身に更なる磨きがかかると私は考える。
例えば、
・欲しいものに対して費用対効果を考えた本当に必要な買い物ができるようになる
・徒歩移動の増加により無意識に運動機会が創出される
・出会うことのないはずだった世界線の人との出会いが得られる
などなど、金欠で危機的状況に追い込まれるときに本来我々に備わっている生きる力が試される。(私の経験上)
今回は3つ目の出会いについてのお話。
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私は昨年3月、金欠含む様々な理由が合わさって急遽女子大生1人で大阪-山口間をヒッチハイクした。
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ヒッチハイクの目的は両親の結婚記念日に合わせてサプライズで帰省すること。結果、乗車時間12時間、計6台で目的地まで到着した。
金銭的余裕があったら私は新幹線という選択肢を迷いなく取って、移動中にYouTubeをbg再生しながら誰とも会話せず山口に着くまで過ごしただろう。
だが、ヒッチハイクでは自分の会話能力と傾聴力が必要になる。当然ながら乗せてもらっている身にもかかわらず車内でスマホを見たり寝たりすることはできない。
また、言い方は失礼だが人を見る目と乗るか乗らないかの判断力が必要不可欠になる。
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私がヒッチで得られた出会いは以下の通り。
①ヒッチハイクで大阪から鹿児島まで小学生の息子さんと往復した経験があり、自分が次は人に恩を繋ぎたいと話すおじさん
②同い年で陸上競技という共通点のあるあやなちゃんと彼氏さん、彼氏さんのお父さん
(あやなちゃんにまた今月BackpackFESTAで会えることになったうれしい^ ^♡)
③在来線で九州まで旅を経験されたからこそ旅人に親切にしたいという考えを持つおばちゃんと旦那さん、娘さん、犬のゆめちゃん
④理不尽と戦い教員の道をあえて選ばずに銀行員という道を選択した、一期一会に重点を置くお姉さん
⑤困っている人が放っておけない、と一度立ち去ったもののまた私の元へ声をかけに来てくれた5人家族のお父さん
⑥『一般的』の形に縛られず自分たちの生き方を貫くゆりさんと小学生の息子さん
この出会いがあったから私は今無事に生きている。
帰宅後に身内中からこんなことを言われた。
『危ない目に遭ったらどうしてたつもり?』
『自分の命を無下にするような行動をするな』
『いい加減、人を安心させる生き方をしてくださいほんと』
最初からこうなる未来が予測できたから私は敢えて事後報告にした。
自分の人生があるのはそれを支えてくれる人の存在のおかげ。
だが、人はあくまで付随するものであり、結局は状況関係なく自分の思考と選択で未来が形成される。
お金はないが時間は有り余っている大学生。時間をふんだんに費やして人の温かさと現実の厳しさに直面できたヒッチ。結果的にはして良かったという自己解釈に至っている
金欠人間の可能性は無限大^^
お金がない、は行動できない理由じゃない。
金がないという状況こそが機会。