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本気との闘い

BackpackFESTA2025が終わると同時に、3ヶ月間頑張ってきたTABIPPOでの活動に遂に終止符が打たれた。

私はお酒に弱い。瓶ビールを4本飲み終わった今、寝るふりをして別室へ移動してこれを書いている。もちろん頭はまともに動かない。
思考は情熱だと思う。深く考えすぎず、心の中にある言葉に対してアルコールに侵食された脳と共に向き合います。

やり切った/苦悩

会場のキャパは1066人。満席には一歩届かなかったが、みんなで集客を頑張り1004人の方がBackpackFESTAにお越しくださった。

私も、自分の周りにいる『この人に来てほしい』と思った47人の人にテンプレを作らず、 自分の想いを込めた文章を個人ラインやdmで送信した。時には『来てほしい』と電話したり、対面でお話を持ちかけることもあった。

結果、チケットを購入してくれたのは5人。
その中でも当日来てくれたのは、2人だけだった。

やっぱり私は人望がないんだと、曲がった解釈に至ってしまい自己否定が続く日々。同時にTABIPPO以外の困難も多数生じた。

毎日泣いて苦境を幾つも乗り越えたからこそ、やり切ったと自信をもって笑顔で言える自分が今存在している。

世界一周コンテストDREAM

大阪のファイナリストたちです💫左から順に
魔法の靴を履く高校生タップダンサー 
葭谷イライザ華
世界を旅するお祭り男 小西将輝
それめっちゃお前やん! 寺川諒
夢は叶うを世界の常識に 松原凛汰

BackpackFESTAでの私の役割は世界一周コンテストDREAMファイナル出場者である高校生ラッパー松原凛汰のメンター。彼らの出番まで私はずっと控え室にいた。

プレゼンの制限時間は1人7分間。
だが、迎えた本番で彼のプレゼンは13分半ほどの長さになった。
結果として、彼は世界一周航空券を手にすることができなかった。

メンターとして共に走ってきたDREAMerが頂点に立てなかったことは悔しいが、彼は世界一周がなくとも自分自身の力で先に進むことができる。そう私は信じているからこそ、私はDREAMだけの関わりではなく、正式に彼のビジネスチームに入ることを決意できた。

尖るのではなく、対等に人を見て接することができ、向上心溢れる凛汰とはDREAMだけで終わらせてはいけないと感じた。

✉️ファイナリスト/リンタへ

12月末にメンターへの正式就任が決定して、2ヶ月少しの間一緒にここまで走ってきてくれてありがとう。

初めてzoomした日、私が設定したのはたった30分間。思い返すと、初回mtgだからとナメていた。

結局0時過ぎから深夜3時近くまで、DREAMだけでなくあなたの人生に込められた想いをずっと聞いていた。
ここまで想いがこもっているとは正直想像していなかった。あなたが掲げる夢を達成するために世界一周が必要な理由が非常に明白であり、かつ言動に一貫性があったため、この人となら仕事を全うできるとバイト終わりに約3時間mtgをしたあの夜、私は確信した。

イベントを一から創り上げたり大喧嘩して上下スーツを着てzoomしたりとさまざまなことがあったけれど、その過程ひとつひとつに於いて更にメンターとDREAMerとしての絆が深まっている気がした。

英語が話せるようになりたい、とライブハウスthe fireでのmtg後に心斎橋から北新地まで英語縛りで歩いた日。学生支部のエアビでオールして早朝散歩しながらマインドや今後の事業展開について話し合った日。

よくよく考えてみれば、リンタとの会話内容は全て目的や意味のあるものだった。常にパッション溢れる全身全霊の言葉を一言一句余さず届けてくれてありがとう。
口だけじゃなくてちゃんとそれを行動に移す能力があることはここ2ヶ月半一緒にお仕事させてもらってものすごく感じた。

そして、アーティストとして以前に1人の人間として、周囲への感謝を忘れず礼儀を重んじるその熱意溢れる姿勢を本当に尊敬している。

DREAMが終了したが、私たちの関係性は終わらない。これからもRawla Little Cityビジネスチームの一員としてよろしくお願いします。

✉️DREAMチームのメンバーへ

11月半ばから3ヶ月半の間、私をチームの一員として受け入れてくれてありがとう。

後期からTABIPPOメンバーになり、右も左も分からない状態で自分の目で見たことない世界一周コンテストDREAMを創り上げることが私にはものすごく恐ろしく感じ、可視化できない恐怖と常に闘っていました。

私は基本、興味があっても自分本意で動くことが苦手で人の後を追ってばかりだった。
そこには思い返すときっと、自己保存のために責任という恐怖から逃れたかったという思いが隠れていたのかもしれない。

12月末、DREAMセミファイナル合宿のタスクを誰がもつかという話になった。
メンターとしてDREAMの細部に関与するだけでなくもう少し大きな仕事に挑戦したいと思い、当初、合宿タスクを持ちたい人を募集するLINEの文言に『やりたい』と返信しようとして文章を打った。しかし、恐怖心が勝り打ち終わった文章を全て削除した。

それでも個人LINEでみんみんから誘いがかかってきた時、自分という人間を信頼して選んでくれたこと、仕事を任せてもらえて本当に嬉しかった。
勇気は一瞬、後悔は一生残る。
怖かったが意を決して依頼を受け入れることにした。
あのときのきっかけと選択が様々な仕事をする上に於いて私の自信に繋がった。

TABIPPOで過ごした濃密な期間と尋常じゃないほど忙しい日々を走り抜けた経験はきっとこの先の人生のどこかで活きると私は信じている。

TABIPPOに入るまでの私は一匹狼で、グループで一つのものを作るなんて強制されたものでない限りする気にならなかった。
だが、学生メンバー募集のストーリーを見た瞬間なぜかワクワクして、心の声に従い私はTABIPPOに入り皆に出逢った。

たった3ヶ月だったけれど、みんなと一緒に
大阪BackpackFESTA成功
という共通目標達成に向けて尽力することができて本当に生きていてよかったです。

本気になれたものがなかった私をこの熱気に巻き込んでくれてありがとう。生かされる人生ではなく、初めて『自分を生きている』とこの期間何度も実感しました。

私はまたみんなに会えると信じているから敢えてさよならは言いません。
みんなのことがだいすき。私と出逢ってくれて本当にありがとう。


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