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140字で映画はどこまでかたれるか。

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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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#ディズニー

今年「マーベル映画」を一本も見ていないことに気がついたが、特別困らない上に何ならディズニーやピクサーの映画も見なくて良いかなとも思っている自分に少々驚いている。無意味な続編や前日譚など安易なタイトルが続くようでは「観客から見限られる」日が来るのもそれほど遠くないのかもしれない。

山本倫生
9日前
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「インサイド・ヘッド2」(2024年)は、2015年公開作品の続編となる長編アニメ映画。人間の感情を擬人化したキャラクターたちの活動が「自分自身の成長」に資しないという構造的欠陥をどうするのかと思っていたが、人数が増えただけで特に何の工夫もない心のこもらぬ凡作となってしまった。

山本倫生
2か月前
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アメリカンコミックとディズニー・ピクサー映画はしばらく必要ないと割り切ると、映画を気楽に見られると気がついたので、しばらくはいい気分でいられそうな予感。個人的にはスターウォーズももう要らない。

山本倫生
8か月前

「ウィッシュ」(2023年)はディズニー長編アニメーション最新作にして原点回帰を思わせる堂々たる“ディズニー映画”として大人も子供楽しめる……かどうかは観客次第という感じの微妙な作品。併映の短編映画も含めて創業100周年の告知以上の「何か」が感じられないのは如何なものかと。

山本倫生
10か月前
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「マイエレメント」(2023年)は、擬人化した四大要素が織りなす葛藤を描くアニメ映画である。偏見と寛容についての極めてパーソナルな物語はそれなりに見応えはあるが、これはディズニー・ピクサー映画なのであってラストシーンから始まるものをこそ本来は描くべきではなかったかという気がして。

山本倫生
1年前
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「ストレンジワールド〜もうひとつの世界」(2022)は、閉ざされた世界の“向こう側”に挑む冒険者たちの姿を描く長編アニメーション映画である。ディズニーアニメでありながら、古き良き“日本アニメ”の意匠が見られる作風に隔世の感あり。宮●駿はともかくラストのオチが●井守なのには驚いた。

山本倫生
1年前
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「私ときどきレッサーパンダ」(2022)は、劇場未公開のピクサー・アニメーション映画である。直近3年でディズニー/ピクサーのアニメが相当変わったことを実感する。日本の漫画やアニメの影響を隠さなくなったのは喜ぶべきかはさておき。明確な悪役がいなくなったのは良い傾向なのかもしれない。

「ファンタジア」(1940)はディズニー長編アニメーション第3作にあたる野心的な超大作映画である。映像と音楽、「時間」を扱う芸術の融合を80年以上前(!)に実現していたという驚きは、現代の観客にも変わることなく伝わることだろう。●ッキーマウス目当てで行くと肩透かしを食うので注意。

山本倫生
3年前
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